以下、運命的出会いを果たした酒井にバトンタッチ! 熱く語っていただきましょう!
スピノーラと運命の出会い!
熱く語らせていただきます。
こんにちは、デリバリーワインの酒井です。
昨年末、イタリアワイン振興会主催の試飲会に勉強のために出席しました。 数十社が出展する大規模な会でしたが、多くはまだインポーターが未定で、
なんとか日本進出を果たしたいワイナリーがほとんど。非常に活気あふれる会場です。
そんなブースを回り次々と試飲(数十種)する中でスピノーラのブースは異彩を放っていました。
というのも、数種のワインを取り扱うワイナリーが多い中、白一本で勝負している潔さに目を奪われたのです。
よほど自信があるんだろうな・・・と早速試飲。
「おいしい!」
華やかな花畑の香りがいっぱいで、ほどよい苦味が味を引き締め、絶妙なバラ ンス。 なんてピュアで純粋なワインなんだろう!
酸味、甘味、苦味、全てが上手くバランスし、華やかで繊細さも兼ね備えたレベ ルの高いワイン。
一般に白ワインは人によって好みが様々、濃厚なものが好きだったり嫌いだっ たり、樽が効いたものが好きだったり、苦手だったり、酸味一つとっても感じ方
は人によって違うので、おすすめするのは結構難しいのですが、このワイン ならきっと誰もが美味しいと思うに違いないなと感じるものでした。
実際に私自身も毎日でも飲みたいと思うほどの印象を受けました。
ワインは人が造るもの、造り手の人間性がその味にも反映されるという信念を もつ私はブースから見守るスピノーラ兄弟に話しかけました。
ワイナリーを継ぐことを決意した兄弟の情熱
写真でもお分かりいただける通り、スピノーラ兄弟はぱっと見ただけで人柄の良さが 伝わってくる二人です。
実際話してみると、流暢な英語をあやつりながらワインに対する思いを熱く語ってくれました。
スピノーラ家は代々ワイナリーを所有する一族ですが、当初兄はネスレのマーケティング、 弟は銀行で仕事をしていたそうです。
しかし、自分達が育った土地、そしてワインへの思いが高まり、よりレベルの高いワイン造りを 目指して両親の跡を継ぐ決意しました。
現在、兄は生産を、弟はマーケティングを担当しています。
自分達のワインの素晴らしさを何としても伝えたいという情熱はその日のブースの中にも現れていました。
ふつうパンを口休めとして用意するのですが、なんと彼らは近所で買ってきたお寿司を用意していたのです!
「このガヴィ・ディ・ガヴィは和食に合うから!」
意気投合した私達はその晩ディナーを共にしました。
「ガヴィ・ディ・ガヴィは単なるガウ゛ィとは別物!」
「このワインは単なるガヴィとはまったくの別物。
ガヴィ・ディ・ガヴィは「ガヴィの中のガヴィ」という意味で、指定されたとても狭い エリアだけに許される高級なものなんだ。
私達の畑の場所、そこからできる葡萄のクオリティ、すべてが特別なんだ。 今回持ってきたワインも素晴らしいものだけど、でも我々はもっともっと上を目指す。
ワインはステップ・バイ・ステップ。すぐには出来ないが時間をかけて常にレベ ルアップをはかり、将来は世界一の白ワインを造るよ」
常に上を目指そう、よいものを造ろうという彼らの情熱に深く共感した私はワインは造っている人の人柄がにじみ出ている飲み物だという
信念に間違いないことを再確認したのでした。 もちろん、私にとっては今のままでも彼らのワインは十分美味しく満足。 ちゃっかりと自分用に何本かいただいてしまいました。
実際彼らのガヴィ・ディ・ガヴィはその日のどのワイナリーのものよりも香りが広がり、 味わいのバランスが絶妙。
そしてなにより、丁寧に造られていることが一口でわかる純粋なワインだったのです。
聞けばまだ日本への輸入業者が見つかっていないとのこと。
「出来る限り協力するけど、君達あった輸入業者が見つかるといいね、決まったら デリバリーワインで売るからね!」と再会を誓い別れたのでした。
ようやく今年の2月になって「ミスター・サカイようやくインポーターが決まったよ!」という
嬉しい連絡が入り、今回ご案内の運びとなりました。
絶対ケース買いおすすめのワインです! 私も自宅用に購入いたします。
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