このワインにかける生産者シュブロの「こだわり」は凄いものがあります。なにしろ・・・
除草剤不使用、100%手摘み収穫であるのは勿論のこと、ブルゴーニュで昔行われていた馬による耕作を試みるなど美味しいワインを造るために労力を惜しみません!とにかくいつも畑にいるという話です。
さらに、ブルゴーニュの土着品種「アリゴテ」のポテンシャルを最大限に引き出すだめに、樹齢80年の葡萄も含む、4つの畑のキュベを厳選して造られています。
納得!この果実味、この複雑さ!!
これだけのこだわりを持って造られたシュブロのアリゴテは、驚くほどの果実味と複雑さが存在しており、さらに時間とともにブルゴーニュワイン特有のミネラリーなニュアンスが立ち上がり、上質なワインであることが伝わってきます。
じっくり時間をかけるほど表情が変わっていく上級者向けワインと言えます。
このニュアンスは「樹齢、畑の違う葡萄の多様性を最大限に引き出したからこそ出る味だ」と、3代目の現当主パブロ氏は言います。
このワインをブラインドで出されて、「アリゴテ」と思う方はいないはずです。
家族経営のワイナリー「ドメーヌ・シュヴロ」
生産者のシュヴロさん一家
奥様のかおりさんは日本人です
ブルゴーニュ地方、コートドボーヌ地区の一番南、マランジュ村にあるシュブロ家は1798年からワインを造り始めました。現在でもその時代に地下貯蔵庫を使用し、さらに1997年には温度管理の行き届いた最新式の巨大な瓶詰めワイン貯蔵庫も完成させています。
現在の当主パブロ氏は若いながらも大変研究熱心な人で、ディジョン大学で生物学と栽培環境学のディプロムを取得後、ボルドー大学でワイン醸造士の国家資格も取得。2003年からボーヌのワイン醸造専門学校で講師も勤めています。
テロワールを重要視するパブロはビオディナミも取り入れ農薬や科学肥料は一切使用せず、さらには馬を使って畑の一部を耕す取り組みも行っています。収穫も勿論100%手摘みで行っています。
馬での耕作の様子です。
地道な作業であることが伝わってきます。
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