皇帝のためのシャンパン「クリスタル」を1/3で
ロシア皇帝が愛したシャンパン・メゾン「ルイ・ロデレール」。その最高級シャンパン「クリスタル」は1876年ロシア皇帝アレクサンドル2世のために特別に造られました。
自社畑の葡萄だけを使用し、その年・その土地の個性を丁寧に引き出した繊細な味わいは、その後多くのシャンパン愛好家から愛されてきました。
世界中の愛好家がこぞって欲しがるようになった特別なシャンパン「クリスタル」は、昨今のシャンパン・ブームにのって市場から姿を消してしまい、たとえあったとしても3万円はくだらないほどのプレミアムがついています。
今回ご紹介のルイ・ロデレール・ブリュット99はその入手困難な「クリスタル」と同じ畑で収穫された葡萄を100%使用し造られています。
パッケージは異なるけれど、中身はクリスタル。つまり30000円する最高級シャンパンを10000円ちょっとで楽しむことができるわけです。
なぜ「クリスタル」で販売しないのか?
それにしても、あの数万円のクリスタルと同じ畑の葡萄、同じ中身が入っているなら、何故「クリスタル」の名前で販売しないのだろう?とお思いになりませんか。
私もそこが不思議で輸入元の方に伺いました。そしていただいた答えが「ヴィンテージ・ブリュットには正真正銘、クリスタルと同じ畑の葡萄を使用しているが、クリスタルとしては出さないんだ」というもの。わかったような、わからないような・・・
実は輸入元の方もこの点が疑問で何度かメゾンに問い合わせたそうですが、「クリスタル」として世に出すには若干樹齢が若かったり、木が植わっている場所が少し違っていたりという微妙な差で選別されているらしいとのことでした。
つまり「クリスタルのセカンド」的存在のようです。
ちなみに、クリスタルとヴィンテージ・ブリュットとのお味の違いは?
「同時に飲み比べたことはないのでなんとも言えませんが、本当にっ(チカラが入る)!おいしいです!!繊細さ、余韻の長さ、キメの細かさ、そのすべてがクリスタルと同じです!通常のブリュットはボリュームを感じると思うんでけど、ブリュット・ヴィンテージは葡萄のフレッシュ感と繊細さ素晴らしく、そこがクリスタルと同じ。いいんですよね〜」とのこと。
あまりにも本数が少なく社員は購入厳禁!
ブリュット・ヴィンテージ99はクリスタルよりも生産本数が少なく日本へはいったのもごく僅か。輸入本数が少なく貴重なため、このブリュット・ヴィンテージは社員は買ってはならぬとのお達しが社内で出ているそうです。
そして、普通なら試飲用で何本かキープするそうですが、このワインはご自分たちでも開けたことはなく、特別なイベントでお客様にお出しする時にこっそりテイスティングをなさったそうです。
輸入元の社員でも飲めないとは!
こんなに稀少なものをわずかですが今回分けていただくことができました。
本数が少なく申し訳ございませんが、バレンタインに「皇帝の愛したシャンパン」なんていうのも素敵ですね!
|