いざフランス　グランヴェルドゥへ！

　今回、わたし伊藤と社長の酒井がフランスに行き、ぜひ生産者の生の声をリポートしようと「シャトー・グランヴェルデュ」を訪問しました。


ボルドー市内から約４０分、車を走らせ車窓から緑の葡萄の木々が見え出しサディラックという地区に入ると広大な敷地を持つグランヴェルドゥに到着です。


　

敷地に入ると気品漂う2匹の犬のお出迎え、　その先に400年の歴史を感じさせる壮麗なシャトーの門が静かにたたずみます。

とっても可愛い犬ですが、何処となく気品があって貴族の犬って感じなんです。

門をくぐるとシャトーの本館、４００年前の一番古い建物が現れます。

最初にお城の中から出迎えていただいたのはお父さんのアントワーヌ氏
日本からの訪問をとても歓迎していただきました。

人の良さが漂うお父様、シャトーの歴史とワインについて熱烈に語っていただきました。　



お爺様もご健在、シャトーの中はこんなに綺麗でお洒落なんです。

お部屋に飾られた絵ははなんとご先祖様・・　本当に貴族なんですね。。

シャトー内を見学


　お約束の坑道のバラ、ワイナリーには必ずあります。トーマスに土壌の説明からして頂きました。お城の塀も、こちらの土壌の特徴を生かした石灰や小石から出来ているそうです。

　　　
今年収穫したばかりの発酵途中の白ワインを飲ませていただきました。まだフレッシュな葡萄ジュースのようですが、収穫を全部手摘みで熟したものだけを収穫している為、非常に果実味、甘さを感じました。

この木箱は日本未入荷です！





トーマスがデザインしたという特製のテイスティングテーブルで、２００４、２００５、２００６白、赤と
比較試飲しました。　やっぱり０４はこなれていて美味しさがちょうど飲み頃に来ています

色は濃く、とても香り豊か。

ブルーベリーやラズベリー、カシスの香りに加え、白胡椒、レッドペッパーなどスパイス感も。ほのかに感じるフローラル香、ブラックオリーブの深い甘み、柔らかで優しい香りです。

口に含むと、飲み心地が滑らか。ベリー系果実の旨みが目が細かい質感で繊細に広がり、クローブやナツメグ、レッドペッパーなどのスパイスや、カカオやコーヒーの芳ばしさ、スモーク感、そしてアフターには森の下ばえのようなハーブのような、土っぽさ、キノコっぽさも含んでます。

酒質、鉄分、ミネラル、酸やタンニンはそれぞれバランスよく主張があり、バランスの取れた味わい。

樽感も馴染み、しっかり感の中に透明感すら感じる、エレガントさ繊細さを兼ねそなえたワインです。

鶏肉のグリル、キノコ添え。バター系のソースでクリーミーに。柔らかく煮込んだお肉のパイ包み焼きなどにも！

濃すぎるワインではないので、サーモンのムニエルなどのお魚料理にもあわせられます。

時間が経ってもダレルことなく、スタイルの良い果実味がエレガントに香ります。