サッシカイアの従姉妹!
このワイナリー、ファットリア・ペトローロは、1940年代からキャンティの造り手として代々続く歴史あるワイナリーですが、その歴史あるワイナリーが一躍有名になったのは、1993年、現在の当主、ルカ・サンジェスト氏に世代交代をし、新たな改革に挑んでからです。
<ワインの世界へ導いた母と、生家のワインを飛躍的に向上させたサンジュスト氏>
創立者であるルチア・サンジェスト婦人(母)は、なんと、、、
サッシカイアのオーナーであるニコラ・インチザ・デッラ・ロケッタ氏の従姉妹にあたります。
そして現在の当主、ルカ・サンジェスト氏は、それまで画家・アーティストとしての道を歩んできましたが、家族の持つ畑、ワイナリーのポテンシャルに
「この畑は偉大なワインを生み出す可能性を秘めている」
と信じ、ワイナリーでの一生を選んだそうです。 |
彼はとにかく、『収穫量を 「徹底的に」 落とし、「高品質」のワイン造りに徹する』、という新たな改革に挑みました。
若きアーティストの徹底した理想を映し出すワイン
このペトローロの現当主、ルカ・サンジェスト氏の理想とするワインは、
『ボルドー・ポムロールのワインのような、しなやかで優雅で、洗練されたワイン』
その思想は、面白いかのように、ガラトローナとペトローロに反映されています。
サンジョベーゼ100%のペトローロを、渋みや酸味の出やすいサンジョベーゼを100%使っているというのに、ここまでしなやかに丸みを帯び、エレガントに仕上げているのには、本当に感心します。
<セガンモローの大樽>
トリオーネ用サンジョヴェーゼのマロラクティック発酵にのみ使われる大樽。セガンモロー社製。樽香を得るためではなく、サンジョヴェーゼのとげとげしさを和らげ、メルローのようなしなやかさを与えるために使われる。
<トリオーネが眠る樽>
サンジョヴェーゼが眠る樽。樽が積まれているラックには、キャスターがついており、樽を手動で回すことができる。樽をゆっくりと回すことでワインや滓がやさしく攪拌され、香り高くエレガントなワインに仕上がる。 |
<コンクリート発酵槽とルカ・サンジェスト氏>
発酵は、ペトリュスのような偉大なポムロールワインと同様の、コンクリートの発酵槽を使用。
コンクリートタンクは、メンテナンスが大変だというデメ リットがある一方、
ステンレスタンクなどよりも発行中の温度変化が穏やかで、より自然のままにゆっくりと発酵を進めることができるので、葡萄本来の
エレガントな果実味を最大限に引き出すことができるのだそう。 |
<ペトローロの畑>
『葡萄をいかにやさしく扱うか、に一番重きを置いている。畑で最高の葡萄を育て、そしてその葡萄の味を引き出してやるのが僕らの役目であって、色々と手を加えればいいというものじゃないんだ。』
そのワイン造りを支えているものは、小さな家族経営のワイナリーで、エノロゴと当主自らが常に畑に気を配り、『最大限ブドウの味を引き出す』ことを重要視していることから始まっているのでしょう。
そんな話を聞いて、私も今すぐトスカーナに行きたくなってしまいました。 |
改革の努力見事、花開く
その彼の熱心な試みのお陰で驚くほど品質が上がり、世界中に瞬く間に広まり、ペトローロのワインは一躍有名になりました。
メルロー100%のガラトローナは94年を初ヴィンテージに、98年ヴィンテージからイタリアワイン専門誌、ガンベロロッソで注目。その後、『トスカーナのペトリュス』 と評され、様々な雑誌にひっぱりだこ!
そして今回ご案内のサンジョヴェーゼ100%のトリオーネも、ワインスペクターで01年はサッシカイア
と同じ93点を獲得するなど、一躍有名になったのです。
トリオーネこそ僕らの魂!
そして、そのルカ・サンジェスト氏が、
『ガラトローナは素晴らしいワインだけど、僕にとってはトリオーネこそ僕らの魂であり、トスカーナなんだ。』
と語っているのですから、まずはトリオーネを飲んでみないと!ですよね!
2003年ヴィンテージも高評価獲得!
成功の影の立役者、イタリアが誇る天才醸造家
さて、そんなトリオーネがコンサルタントとして迎えたのは、今やイタリアを背負うスーパーエノロゴ、カルロ・フェッリーニ(Carlo Ferrini)氏。
<Tenuta san LeonardoのHPより、カルロ・フェッリーニ氏>
カルロ・フェッリーニ氏の手がけるワインは世界的にも高評価なモノがずらりずらり!
キャンティ・クラッシコ協会で研究に励みながら栽培・醸造を任され、トルカーナが、いえ、イタリア全土が誇る天才醸造家で、彼自身も、
『キャンティ、サンジョヴェーゼに関して自分の右に出るものはいない』
と言ってはばからない実力を備えています。
その証明として、ガンベロロッソ2000では最優秀エノロゴ、『ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー』 を受賞、2003年にはイタリアソムリエ協会で、『最優秀エノロゴ』 を受賞。
その後、フリーのエノロゴとして独立してからも、ブランカイア、フォンテルートリ、ポリツィアーノ、バローネ・リカーソリ、ブローリオ、ラ・マッサなどなど、
多くのワイナリーからひっぱりだこで大変!
さらにその実力を見せつけるかのように、次々とそのワイン達を、高評価ワインに仕立て上げています!
上品さでありながら濃厚で、エレガントなタイプのスーパータスカン!
彼の手にかかれば、あっと驚くほどの官能的なサンジョベーゼが生まれるようです!
輸入元担当者も惚れこむ味!
実はこのワイン、私がここまで「一押し」するのにはもう一つ、ワケがあります。
私が圧倒されるほど、そして飲む前から「美味しいに違いない!」と思ってしまうほど、この『ペトローロ』のワインを絶賛する人がいます。
それは、ワインを愛するが故に勉強もとっても熱心なインポーターの佐藤氏。
ペトローロはその彼が、惚れ込んでいるワイナリーなのです。
実際にトスカーナの地に足を運び、生産者に会い、ワイン造りを見てきた佐藤さんのお話を聞いて、私達もわくわくするほどの、情熱を感じました。
お客様の評価でも大盛況!
2000年ヴィンテージから、デリバリーワインでお取り扱いをはじめ、じんわりとファンの層を増やしてきています。
一度試されたお客様からは、嬉しい言葉ばかり、頂いています♪
「すごくお上品で美味しかったです!これ、うちの定番になりそうです(^^)サンジョベーゼってキャンティみたいな酸味の強いワインもあれば、こんな、ボルドーっぽい深い味のものまであるんですねー。色んなお料理にも合いそうだし、バランスがよくって、高級な味、というか…落ち着いた味わい、がGOODでした。One of my 「お気に入り」です。」
「凝縮感、果実味豊富で酸味がやや抑え目でかなり好み!」
「リピーター。ケース買いです。熟成してもいけそうですよね!!!」
「この値段でこんなにしっかりした味わいなんて・・・すっごく得した気分です」
「いかにも!なスーパータスカンをもっと上品にした感じですよね?美味しいです。」
はい。実際、本当に、お家にあって、損はないです!
いつ飲んでも良し。
どこに持って行っても良し。
誰にあげても良し。
しかも・・・こんな話題性も合って、美味しいってお墨付きで、驚くほどの品質で・・・
レストランで飲んだら、1万5千円でも納得、というよりむしろ「感激」の味かな、なんて。
どう考えても、このお値段はお買い得!
こんな万能赤ワイン、買わないはずがないでしょう???
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