自己紹介--- 自動車レースの道から転向して
私がインターネットでワインを販売するというビジネスをはじめようと計画したのは1999年の夏でした。
それまで15年間続けてきた レース活動
からビジネスへと転向した私が選んだ道は、かつてレース活動でフランスに住んでいた時から将来日本でやりたいと考えていた、ワインを扱うビジネスでした。
「ネットでワイン」そう確信した私は最初に提携先を探すため様々な資料を調べ、市場調査をした後に企画書を作りました。
ワインの販売・流通の世界はお酒の免許制度に守られた保守的な世界であった為、まずは街で酒販店を営む店主達に話を聞いてもらうために、飛び込みで街の酒屋をまわりはじめました。
もっとも、当時インターネットでワインなどと言っても老夫婦が二人でやっているような古いタイプの酒屋さん達にとってはなかなか理解いただけるものではなく、いきなり訪ねていった私を怪しい人だと思われたのでしょうが、ほとんど相手にしてもらうことはできませんでした。
そんな活動を続けていたある日、自動車レース時代にお世話になったある方の紹介で
株式会社折原 という、都内で飲食店に酒を卸す大手の酒販店と話をさせていただくチャンスに恵まれました。
知人の紹介と言うのは力があるもので、話はトントン拍子に進み、そしてついに提携が決まりインターネットワインショップ「
デリバリーワイン 」をスタートする事が決まりました。
仕組みとしては 弊社はあくまでもインターネットのワイン販売におけるコンサルティングと言う立場にあり、仕入、販売、在庫、発送等は株式会社折原が行うという形を取る事にしました。
そのような契約や販売の仕組み、WEB上での在庫管理システム、インターネットの各種システム、その他多くの仕組み作りや作業を終え、ついにサービスの開始にこぎ付ける事ができたのはそれから約半年後、2000年の秋でした。
サービスの開始
サービス開始にあたっては、当時折原が在庫として倉庫に持っていた約2000種類のワインを徹夜で撮影し、データベース化し、リアルタイムで倉庫にある在庫のワインの数がネット上に反映されるような仕組みを作りました。
お客様はパソコンのブラウザーで価格帯や生産国等によってワインを検索して購入ボタンを押し画面の指示に従い購入の手順を完了させるとワインは翌日には手元に届きます。
「凄い!できた!!」そう喜ぶのも束の間・・・・システムは出来たもののワインはぜんぜん売れませんでした。
当時はまだネットで買い物をするという習慣を持つ人は少なく、またデリバリーワインの知名度も皆無だったため、最初の数ヶ月は苦戦が続いたのでした。
しかし、それも数ヶ月の事、その後まわりの友人知人達の協力も得て、売上は徐々に増加、また宣伝、PR、マーケッティングを重ねる事によって着実に成長を遂げ、そして現在に至っております。
コンセプトは「1000円だってはずしたくない」
そもそもデリバリーワインをはじめるにあたって、最初に考えたサービスは「安くても はずさないワイン選び」でした。
近所の酒屋やコンビニに行けば、様々な種類のワインが陳列されていて簡単に買うことができます。
しかし、いったいどれを買ったら良いのか? 何が美味しいのかは余程の知識があったとしてもなかなか難しいものです。
もちろん嗜好の問題もありますが、時には「これはちょっと、はずしたな。。」という劣悪な作りや保存状況の悪いワインもあり、そんな商品を買ってしまった時にはとても残念な思いをするものです。
皆様もそんな経験はありませんか?
インターネットの利点
そこで、思い出したのが、レコード会社で有名なエイベックスの松浦専務が、かつて成功するきっかけとなったレンタルレコード店でアルバイトをしていた時代に、それまでは誰もやっていなかった陳列されたレコードの棚にその作品の説明を書いたカードを添えたところ、売上が大きく伸びたと言う話です。
ネットだったらそれが簡単にできるし、またそれぞれのワインには店側のコメントだけではなく、実際に買った人の評価やコメントも載せるシステムを作れば選ぶ側にとっては更に信頼でき、選びやすくなるはず。 そう思いそのアイディアも企画書にも盛り込みました。
基本は自分も利用したいサイト
サイト上では更にワインを選びやすいように、価格帯などの条件の他に、お客様に付けていただいた点数順にワインが検索ができるようにもしました。
またそれまで他の多くのショッピングサイトでは支払合計金額が配送地域や条件によって異なるため、購入前には表示されず、購入後にメールによって知らされる仕組みを取っていましたが、デリバリーワインでは「フェアで分かりやすい」をモットーに配送地域や条件などをプルダウンメニューから選ぶ事によって支払合計金額を表示されるようにしました。
また、商品の発送後に発送をお知らせするメールのシステム、ご購入者にワインを評価していただくシステム等々。。
もちろん弊社の規模でそれだけのシステムを作るのは大変な事でした。
予算を抑えるために私もプログラムの基本的な設計には携わりましたが、それだけでは当然そのようなコストでは出来るはずもなく、これはひとえに実際に携わっていただきましたプログラマーの方や、その方をご紹介いただいた方全てのおかげで実現することができたと言えます。
誠実で丁寧なサービス
そのような経緯で2000年の開始から現在2005年までの約5年間の事業内容を振り返りますと、実は当初考えていた予定とは異なり事業の成長のスピードは緩やかなものでした。
インターネットの普及率やそのスピードもさることながら、適切なタイミングを見計らう為にあまり多くの投資を行ってこなかった事、また事業に対するノウハウの不十分さなどがそれらの要因であったと思っております。
しかしながら、その間にもサービスの実務としての顧客への対応や販売に関わる様々なノウハウは確実に蓄積して参りました。
顧客対応に関してはまだまだ高いレベルを目指さなければいけませんが、現在でも多くのお客様から高いご支持いただいている事も事実です。
我々デリバリーワインのコンセプトは何よりも誠実でフェア、そして丁寧な対応です。
それらを総合して考えますと今までの成長のスピードは身の丈にあった適切なものであったのではないかと思っております。
これからは更なる発展を目指して
これからのデリバリーワインはご利用いただくお客様皆様に対して更なる利便性を追及したサービスの提供、質の高い情報や商品を数多く提供していきたいと思っております。
ワインは元来日本あったものではなく、私達にとって比較的新しいお酒です。
しかし、幾度かのブームも手伝い多くの人々に広がり、そして現在では私達の食卓に無くてはならないアイテムの一つとなり生活に定着しました。
これからもきっとワインは日本人の食卓を華やかに彩り、人生に潤いを与えてくれる不可欠なものとして、そして長い歴史と高い文化性を背景に趣味としても更なる普及・発展を続けていくでしょう。
私達デリバリーワインはこれからもずっとワインに関わり続け、社会の中で一つの役割を担っていく
企業として更なる発展を遂げて行きたいと願っております。
その他のサービス
最近ではギフト用に木箱に入った
誕生年のワイン (古いヴィンテージワイン)を提供するサービスも行っておりますが、大変好評で大勢のお客様にご利用いただいております。
また、現在59,800円で販売している
家庭用ワインセラー も大変な人気で、飛ぶように売れておりますが、スタッフ一同自宅でも使用しているくらい信頼できる自信の商品です。
よろしければ、皆様も是非お試しください。
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この度は最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
どうぞ今後ともデリバリーワインをよろしくお願い申し上げます。
有限会社 デリバリー・ワイン 代表取締役 酒井 浩
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