シャトー・カノン

サンテミリオンのシャトー・カノン、５年熟成を経た、２００７年。

先日このワインをいただいたのですが、しなやかな飲み口、まろやかな甘み、酸味やタンニンも落ち着いていて、「上品」という言葉がぴったりのエレガントボルドーでした！

クリアーでよく熟した果実みで、サンテミリオンらしい土のニュアンスを感じて・・・

１本付き合ってみて改めて、その美味しさに納得できるワインです。

サンテミリオンの格付けはメドックとは異なり、10年おきに見直されます。

2006年の格付けでは、15のプルミエ・グランクリュ・クラッセと46のグランクリュ・クラッセの計61シャトーが格付けされましたが、降格された4シャトーが不服を申し立てて、裁判所が無効の判決を下したという問題がありました。

その為2012年、96シャトーが審査書類を提出し、プルミエ・グランクリュ・クラッセが18、グランクリュ・クラッセが64の計82シャトーが格付けを与えられる事となりました。

最上級とされるPremier Grand Cru Classeプルミエ・グランクリュ・クラッセ（第一特別級）は現時点では１８シャトー。

中でも別格のオーゾンヌとシュヴァル・ブラン、そして２０１２年の新格付けから昇格したパヴィとアンジェリュスは「第一特別級Ａ」、それに続くのが「第一特別級Ｂ」の１４シャトーということになります。

更にこの下にGrand Cru Classeが64シャトー、その下のGrand Cruは５００位のシャトーが名乗ることが出来ます。

※審査は、ボルドー以外の産地のINAOメンバーら7人の専門家が、テロワール、名声、価格、栽培手法、醸造などを審査し、過去10ヴィンテージをブラインドで試飲。試飲ではグランクリュ・クラッセは20点満点で14点、プルミエ・グランクリュ・クラッセは16点以上をとる必要がある。

艶やかな黒系のルビー色。

カシスにブルーベリー、レッドチェリーなど、赤い果実の艶やかで豊かな香りが広がり、そして野バラ、クローヴや白コショウなどのスパイス香、そして森の下生え、土のニュアンス、複雑な奥行を感じさせます。

強くて濃いだけのワインではなく、厚みもありながらエレガントさを兼ね備えたワイン、引っ掛かりがなく角がない上品な仕上がりで、タンニンのきめ細やかさが光る綺麗目ボルドーというのでしょうか、一本飲みきれてしまいそうなエレガント・ボルドーです。

フレッシュなだけじゃない、飲みやすいだけじゃない、果実味はしっかり詰まって旨味も有りながら、しなやかに身体に入っていく、優しさのあるワイン。そして、時間が経ってもだれることなく、スタイルの良い果実味がエレガントに香ります。

柔らかい質感のお肉に合う

飲んでみて思いました、この上質感！

鶏肉やハンバーグなどのひき肉系のお肉料理、その他牛フィレ肉や仔牛、仔羊、など柔らかい質感のお肉とあわせると、一層味わいが引き立つように思います♪

シルキーで上品なタンニンと溶け合い、ワインの味わいを優雅に引き立てる、最高の相性となる事でしょう。

長期熟成向き

シャトー・カノンはそのミネラル分の多い土壌から長期熟成向きとされ、古いヴンテージのものが高額で取引きされ、新しいヴィンテージは出るとあっという間に売り切れてしまいます。

ぜひこの機会に！！おすすめです。

7,800円（8,190円税込）

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フランス／ボルドー地方、サンテミリオン

艶やかな黒系のルビー色。

カシスにブルーベリー、レッドチェリーなど、赤い果実の艶やかで豊かな香りが広がり、そして野バラ、クローヴや白コショウなどのスパイス香、そして森の下生え、土のニュアンス、複雑な奥行を感じさせます。

柔らかい質感のお肉に合う

飲んでみて思いました、この上質感！

鶏肉やハンバーグなどのひき肉系のお肉料理、その他牛フィレ肉や仔牛、仔羊、など柔らかい質感のお肉とあわせると、一層味わいが引き立つように思います♪

シルキーで上品なタンニンと溶け合い、ワインの味わいを優雅に引き立てる、最高の相性となる事でしょう。

（2012年12月27日太田テイスティング）

シャトー・カノン　　　　　　　　
Chateau Canon

シャトー公式ホームページはこちら：
http://www.chateaucanon.com/

1760年の古くから歴史のあるシャトー。「シャトー・カノン」の名は、シャトーオーナーのジャック・カノンに由来している。

1996年にオートクチュールで有名な「シャネル」に売却され、資本投入と栽培、醸造方法の改善により、評価は高まってきている。