こんにちは、デリバリーワインの酒井です。
昨年11月の東京ワインフェスティバルの出展ワインの中でとても人気の高かったワインのひとつシャトー・タルボ2009
実はこのワイン、かなりお買い得、そして今買っておくべきワインなので是非おすすめさせていただきたいのです!
まず何よりも美味しい!
まず何よりもその味わいですが、この2009年のヴィンテージはあのロバートパーカー氏も 91点という高得点をを付け、「これは、傑出した1982年、1986年以来、最も印象的なタルボだ。」とコメントするほどの出来。
私も試飲して本当にボルドーらしいエレガントさと、グレートヴィンテージ特有の濃くてパワフルな特徴を備えた、熟成させても今飲んでも大変美味しいワインだなと感動しました。
しっかりとした骨格と伸びやかな果実、舌に染み入る良質なタンニン、そしてボルドー、サン・ジュリアン村のワインであることを納得させる上品さと深い味わい。
さすが、シャトー・タルボだなと思わせてくれるクオリティーなのです。
東京ワインフェスティバルでもご購入いただいたお客様が多かった事も、このワインが素晴らしい味わいであることを物語っています。
ちなみに、1986年のシャトー・タルボは漫画「神の雫」の中で同じビンテージの5大シャトーよりも美味いワインがあるということを示す勝負で登場し、1986シャトー・ラトゥールに対抗して出され、それを飲んだ人々が「わあっ・・・なんて華やかでコクがあってスパイシーなの」
「血のように濃くなおかつセクシーだ」 「このシャトーの伝説的なヴィンテージね!初めて飲んだけど本当にビックリ!」 とラトゥールよりも素晴らしいと口々に言い出すというシーンが描かれています。
今買っておくべき最後の在庫
今後入荷するワインはどんどん値上がりしていく方向へと動いていきそうです。
そう遠く無い将来、「あの頃は2009年のタルボがあんな安い値段で買えたんだ」、と言いながらこのワインを飲む状況がきっと訪れると思います。
「もっとたくさん買っておけばよかった」、将来そう言って頂けるほど美味しくてバリュアブルなワインだと思います。
最近ではすっかり値段が上がり、なかなか気軽に飲むことが出来ない有名格付けシャトーのワインですが、シャトー・タルボは名前もラベルも有名。 そしてごれだけ美味しい正統派ボルドーのこのワインがこの値段だったら是非買っておくべきだと思います。
ボルドー格付けワインの実力
1855年のパリ万博の際に決められたボルドーメドック地区の格付け。
第4級にランクされているワインは全10シャトーありますが、有名なところでは、デュアール・ミロンやブラネール・デュクリュ、ベイシュヴェルなどが名を連ねています。
この格付けは150年間ほぼ見直しがされていないため、もう意味が無いと言う意見もありますが、そうは言っても格付けは大きなブランド。 ボルドー全体で約8000もあると言われているシャトーの中でこのメドック格付けに入っているのは僅か61シャトーだけ。
多くの格付けシャトーではそのブランドを維持し、最大限活用するために優良なワインを産出するためにたくさんの投資と手間が畑や醸造施設に捧げられてきた事は間違いありません。
シャトー・タルボもその格付けに恥じないワインを世に送り出し続けてきたシャトーとして高く評価されていますし、またもしメドックのワインの格付けが新しくなることがあれば、当然昇格するといわれているシャトーのひとつでもあります。
シャトー・タルボの歴史
|
その名の由来と歴史
シェイクスピアの「ヘンリー6世」にも出て来る、タルボ将軍はイギリスの歴史の中でも名将として有名で、英国人にとっては歴史上の英雄です。
15世紀イギリス統治時代にそのタルボ将軍によってこのサンジュリアン村付近が治められていたことがこのシャトー名の由来となっています。
20世紀に入り、大手ネゴシアン、ジャン・コルディエ社の傘下となりますが、1992年にはジャン・コルディエ氏がコルディエ社からこのシャトーを切り離し、自分で個人所有、その後多くの優秀なヴィンテージを作り出しています。
サンジュリアン村
シャトー・タルボの畑はジロンド川から内陸部に入り、グリュオ・ラローズの裏手に位置し、シャトー・ラグランジュなどと同質の土壌を持ちます。
105ヘクタールの黒ブドウと、5ヘクタールの白ブドウを栽培する畑を有する1930年代からの長い歴史を誇るシャトーです。1855年
メドックの格付けで見事第4級に選ばれ、現在に至ります。
|
韓国ではワインといえばタルボ!?
このシャトー・タルボ、 近年価格が上がり手に入りづらくなった背景の一つに韓国での人気があります。
私も以前友人から「韓国ではワインといえば何故かシャトー・タルボ」なんだよ。 と教えてもらった事があります。
高級なレストランには無ければいけないワインらしく、高級ワインの代名詞ともなっているようです。
その理由は定かではありませんが、200万部を売り上げ韓国国内のワインブームの火つけ役とも言われている日本のワイン漫画「神の雫」に登場したことや、韓国の人気ドラマにも登場したようでうが、ことなどがその理由なのでしょうか?
|