今飲んでおくべきワインです!
生産者 コカール・ロワゾン・フルーロ は日本ではまだそれほど名前を知られていませんが、フランス国内のワイン評価誌ではDRCを並んで高い評価を獲得している大注目の生産者です。
というのも、彼らはヴォーヌ・ロマネとジュヴレイ・シャンベルタンを中心に6つの特級畑を所有しています。 クロ・ヴージョ、クロ・サン・ドニ、クロ・ド・ラ・ロッシュ、グラン・エシェゾー、エシェゾー、シャルム・シャンベルタンと、とっても豪華なラインナップであり、決して広くはない所有畑はほぼすべてが特級畑という豪華さです。
しかし、2010年に現在中心となってワイン造りにあたっている トマが着任する以前はドミニク・ローランやルイ・ジャドといったネゴシアンに卸すことを主としていたこともあり、ほどんど名前を知られていなかったのです。
トマは家族経営のドメーヌに入る前に Domaine Cathiard でワイン作りの修行を行い、その中で自らの目指すスタイル、素晴らしくピュアで、果実味に溢れたワインを飛びぬけて豪華な特級畑から生み出すようになり、ワイン評論家、評価誌から一気に注目を浴びるようになりました。
とはいえ、まだまだ無名に近いため、高い評価を獲得している割にお買得なのは事実です!
ちなみに、特級畑クロ・ヴージョは、20万円は下らない高価格で取引されるルロワと4〜5万円で取引されるメオ・カミュゼの畑に隣接するという、ありえない好立地にあります。 そんなワインが2万円ちょっとで味わうことができてしまうのです! コカール・ロワゾン・フルーロ、まさに今飲むべき、そして、セラーに保管しておくべきワインです!
DRCと肩を並べる高評価獲得の生産者!
ドメーヌ・コカール・ロワゾン・フルーロは、5世代続く家族経営の生産者であり、相続の際に畑を分割、喪失することがないよう株式会社として親戚数人が集まって共同経営しています。 その結果、畑の所有規模こそ9ヘクタールと大きなものではありませんが、そのほとんどをコート・ド・ニュイの6つの特級畑が占めるという贅沢なドメーヌとなっています。
現在ドメーヌ担う中心の二人、トマ(右)とクレール(左)
実際、20年以上前に出版されたロバート・パーカーの著書『バーガンディ』では、 「ここのワインはまとまりがよく、タニックながら果実味と芳醇さがある。もっぱら個人顧客とネゴシアンに売られており、大口の輸出市場にはほとんど姿を見せない」 と記されていました。 この当時から彼らの造るワインに対する味の評価の高さが伝わってきます。
その後、世代が代わり、 Domaine Cathiard で修行を積んだトマ、ボーヌ醸造学校で学んだ後アラン・ユドロ・ノエラで修行を積んだクレールが中心となると、海外市場への展開が始まり、日本でも少量ながらお目見えするようになりました。
そして、フランスで最も売れているワインガイド誌 『ギド・デュセール・ジェルベ』 の2010年版で、あのDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)と並んで「5つ星生産者」に選定されたのです!
代々守り抜いた恵まれた畑と、最新の設備、そしてやる気に満ち溢れた若い生産者、この3つの要素が絡み合って生み出されるワイン、美味しくないわけがありません!
ルロワ、メオ・カミュゼに隣接するすごい畑のワインが10分の1で味わえます!!
彼らの所有する6つの特級畑はどれも素晴らしい立地にあります。
特に今回ご紹介できることとなった クロ・ヴージョは、あのメゾン・ルロワとメオ・カミュゼが所有する畑と隣り合っており、その宝石のような畑に植わる樹齢70年の高い樹齢の葡萄から生み出されています。
20万円超えのルロワのクロ・ヴージョの真横の畑から生み出される、コカール・ロワゾン・フルーロのクロ・ヴージョは10分の1以下の21,000円(税抜)!
とてつもなくお買得、今買っておくべきワインだと思います!!
ブルゴーニュ大当たり年2015年!
今回ご紹介のワインはどちらも2015年産のワインです。
2015年ヴィンテージは近年のブルゴーニュの中でも突出して恵まれたヴィンテージとして高く評価されています。 猛暑で乾燥していながらも、適度な降雨がありまさに理想的な葡萄を収穫することができたのです。
それ以前のヴィンテージは天候に恵まれず苦戦していたこともあり、この2015年ヴィンテージが入荷すると輸入元でも即完売するほどの高い人気を誇っています。
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