見つけました!物凄く美味しいブルゴーニュの赤ワイン!!
香りの華やかさと複雑さに加え、口に含んだときの力強さと繊細さ、果実のエキスがつまった濃密さ。ピノ・ノワールらしいキメの細かな軽やかさをそなえながらも、ジワーッと広がる旨みとパワー。
一口飲んで感動する、正統派、上質ブルゴーニュ赤ワインです!!
これこそ買うべきブルゴーニュ!by酒井
こんにちは、デリバリーワインの酒井です。
ここ数年、これは買うべきだー!というブルゴーニュワインに出会っていなく、あまりお奨めもしてきませんでしたが、ついに見つけました! とってもお奨めのブルゴーニュの赤ワインを!
これは絶対に買いです!
コストパフォーマンス的には数年に一度の逸品なので、是非買いだめしておいてください!
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生命力を感じる旨みが余韻にも続く
グラスに注ぐと透明感溢れる美しい色合いがキラキラと輝きます。少しオレンジを感じるレッドの色合いはジュエリーを思わせる輝きがあります。
フランボワーズ、カシスの赤果実やネクタリンの皮のピュアな果実香が第一印象に現れます。グラスを回すと、ドライなバラ、葉タバコ、なめし皮といった複雑さが垣間見られ、香ばしいトーストのニュアンスとともに立ち上がります。
時間ともにこれらの香りが一体感をもちはじめ、華やかな花束の風情をかもし出してきます。
味わいはピノノワールらしいフレッシュな酸とキメ細やかなタンニンが繊細に広がります。そして、さらっとした舌触りとともに、口の中が暖かくなる力強さを感じ、このパワーは飲み込んだあとにも持続し、余韻には葡萄の旨みと甘みが長く残り幸せな味わいをいつまでも感じることができます。
よく熟した健全なピノノワールで造られていることが伝わってくる美味しさです。
薄い色合いは繊細であるにもかかわらず、口に含むと生命力を感じる旨みが広がり余韻にも長く続く、本当に質の高い素晴らしいワインです!
DRC、ルロワ、ルーミエと肩を並べることとなった、若き三ツ星生産者
このワインを造るのは ドメーヌ・ダヴィド・デュヴァン。1971年生まれの若手醸造家として、今ブルゴーニュで注目度ナンバー1との呼び声の高い実力者です。
2015年にはフランスを代表する評価本「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2015」にて三ツ星生産者へと昇格しました。ちなみに、2015年に三ツ星に昇格した生産者はダヴィ・デュヴァンのみ。
そして、彼が三ツ星生産者として肩を並べることとなった生産者は、
DRC
ルロワ
ジョルジュ・ルーミエ
アルマン・ルソー
ルフレーヴ
ベルナール・デュガピィ
などなど、錚々たる面子ばかり。この顔ぶれを見るだけでも、彼の造るワインに対する評価がいかに高いものかお分かりいただけるでしょうか?
並みのジュヴレ・シャンベルタン村名ワインよりずっと価値のある、お買得なヴィラージュ・ワイン!
今回ご紹介するのは コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ですので、いわゆる村名ワインなのですが、このワインに使用している畑についてダヴィド・デュヴァンは
「村名ジュヴレ・シャンベルタンよりロケーションも良い優れた畑の葡萄を使用して造っているから、断然お買得なワインだと思うよ」
と言っていたと輸入元の方から伺いました。
一般的に、同じ村名ワインでもジュヴレ・シャンベルタンのほうが人気があり高い評価をされることがあるそうなのですが、ダヴィド・デュヴァンがこのワインを造った畑についてテロワールなどあらゆる面で、一般的なジュヴレ・シャンベルタンの村名ワインに使用される畑よりも質が高い、と絶対の自信を持っているのだとか。ちなみに使用している葡萄の畑はジュヴレ・シャンベルタンの真横の区画にあるそうです。
たしかに、「ジュヴレ・シャンベルタンとは名前ばかり、、、」と思うものも結構な確立でありますから、ダヴィドのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを飲めば、AOCが全てでないということを実感します。
素性のいい葡萄を育て上げ、持てる力を見守りながら最大限に引き出す
彼がワイン造りで最も力を注いでいるのは葡萄栽培です。手間をかけ、愛情を注ぎ、丁寧に葡萄栽培することが最も重要だと考えています。そのため、畑での作業時間が驚くほど長くなっているのだとか。この数年は有機栽培への挑戦も行っているそうです。
醸造においては、なるべく自然な状態で醗酵・熟成させることを理想としています。細心の注意を払いながらも醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法をとり、瓶詰め後でもすぐに飲むことが出来、かつ長期熟成も可能な、果実味、酸味、タンニンなどの要素がバランスよく十分に抽出された味わいのワインを造りあげています。
醗酵中も外部の醸造家と毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピヤージュの回数などを決めるそうです。
素性のいい葡萄を育て上げ、持てる力を見守りながら最大限に引き出す彼の取り組みが、葡萄のエキスの詰まった芯のあるワインを造り上げているのだなと納得がいきました。
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