代表酒井が美味しいブルゴーニュの白ワインを見つけました!
このワインを造っているのは、常に安定した美味しいワインを提供してくれる ミシェル・グロ。 今回出合った白ワインは、彼のお父様の代から地道に手入れをし続けてきたオート・コート・ド・ニュイの中でも特別な畑で収穫した葡萄で造られたワイン
フォンテーヌ・サン・マルタン 2014 です。
この特別な畑の完成には40年以上の歳月をかかりましたが、ついに2014年ヴィンテージより モノポール として認定されたました!今回ご紹介のワインはその初ヴィンテージとなる記念すべきワインでもあるのです。
実際テイスティングをした酒井は、「オート・コート・ド・ニュイのワインはたくさあるけれど、ミシェル・グロが造る
このフォンテーヌ・サン・マルタンの味わいは他の生産者が造る同地域のものとは味わいとは違い、オート・コート・ド・ニュイのすっきりとしたミネラル感に加え、独特の旨みを感じる」
「ワンランク上のワイン。 7千円、1万円のワインとも勝負できるレベルのものだ」と、とっても美味しいワインだと熱く語っておりました。
丁寧な作業、まじめな人柄のミシェル・グロが父の代から丹精こめて作り上げた畑の葡萄で完成させたワイン。
絶対に美味しくない訳がありません!ブルゴーニュ白好きの方、お見逃しございませんように!!
7000円、1万円のワインとも勝負できる、豊かな味わい!
デキャンター誌でも90点獲得! "superb wine"
オートコートらしい綺麗な酸とミネラル感があるすっきりとした味わいなのだけれども、いわゆる「旨み」が最初から余韻にまであって、果実の甘さ、まろやかさとともに丸みのある味わいを作っていて美味しい。
2014年というまだ若いヴィンテージなので、他の生産者の同じ地域のワインも飲んだが、そちらは酸が強い印象がありとがった感じがした。そういうツンとした感じがミシェル・グロのこのワインにはまったくなくて、バランスがよく、若いヴィンテージながら既に完成している味わいでした。この値段とは思えない味わいで安い!と思いました。
まったり濃厚、というワインではなくブルゴーニュらしい繊細さもあって、果実の凝縮感を楽しむことができる白ワイン。とにかく美味しくて、7000円一万円のワインとも勝負できるレベルのもの。
ちなみに、イギリスのワイン評論誌 デキャンターでは 90点を獲得しています!
ミシェル・グロが父ジャンとともに40年以上かけて作り上げた区画
今回ご紹介する フォンテーヌ・サン・マルタン は、彼が所有するオート・コート・ド・ニュイに存在するひとつの区画です。 畑は標高400メートル弱の東南東の斜面に、階段上に広がっています。 こちらで収穫した葡萄も他の区画のワインとブレンドして オート・コート・ド・ニュイ としてこれまでも販売されていましたが、以前から フォンテーヌ・サン・マルタンには他にはないポテンシャルがある、と感じていたミシェルと父ジャン・グロは40年以上もかけて畑の手入れを行ってきました。
もともとシトー派の修道院が所有していたこの畑は19世紀末のフィロキセラ禍で壊滅して以来、その大部分が森と化していたそうです。1976年にミシェルの父ジャンがこの森の開拓に着手。ミシェルもそこに加わり畑を再建しました。
そして、1981年に4ヘクタールの畑にピノ・ノワールを植えると、1987年には残りの3ヘクタールにシャルドネを植え、2007年に購入した最後の1ヘクタールにも葡萄を植え、フォンテーヌ・サン・マルタン全体の再統合を果たすことに成功、現在に至っています。
クロ・デ・レアに次ぐ、第二のモノポール
ミシェル・グロはオート・コート・ド・ニュイのワインについて、これまでも区画ごとに醸造をしていたため、各々の区画ごとのワインの瓶詰めにいたるまでの熟成過程、ポテンシャルを把握したうえで最終的にブレンドしオート・コート・ド・ニュイとして販売してきました。 ですから、今回モノポールとしてリリースしたフォンテーヌ・サン・マルタンの魅力とオリジナリティについて30年以上にわたって観察し続けてきました。
この畑の土壌はジュラ紀のオックスフォーディアン後期の石灰とマールが混ざっており、同じような土壌は5キロ離れた白ワインの銘醸地コルトンの丘にも見られることからも、恵まれた畑であることが理解できます。
こうした背景から、グロ父子はこの区画のポテンシャルの高さに早い段階から気づき、畑の再建に熱心に取り組んできたそうです。ちなみに、ミシェル・グロが所有するモノポールの畑は ヴォーヌ・ロマネ の クロ・デ・レア に次いで2つめとなります。
長い年月を経て、初めてモノポールとしてリリースされたのが、今回ご紹介のワイン フォンテーヌ・サン・マルタン 2014 なのです。
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