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エマニュエル・ルジェ
亡きブルゴーニュの神 世界中のブルゴーニュ・ファンが嘆き悲しんだアンリ・ジャイエの死から十数年が経ちました(2006年9月)。アンリ・ジャイエのワインはいつの間にか手の届かない価格に高騰し、アンリ・ジャイエの味を求めて、世界中で後継者探しが始まりました。 様々な討論があり、ジャイエさんのお弟子さんを含め後継者と呼べるべき実力者達の名前はいくつか挙がっています。どの生産者も偉大な生産者である事は間違いないですが、中でも外せないのはこの2人でしょう。 1.実際にアンリ・ジャイエと血縁関係があり、甥に当たるエマニュエル・ルジェ ヴォーヌ・ロマネ村、特級畑リシュブールに隣接する、ヴォーヌ・ロマネ一級の中でも別格的存在である畑、一度は飲んでみたい「クロパラントゥー」。総面積1.1haしかないこの区画は現在、「メオ・カミュゼ」と「エマニエル・ルジェ」の2ドメーヌのみが所有し、ワインをリリースしています。
神の血統は引き継がれていく、、、今回入荷した新ヴィンテージ2018年の中でも特に注目いただきたいのが、 オート・コート・ド・ニュイ 2018 です。 エマニュエル・ルジェは今は亡きアンリ・ジャイエの数多くいる弟子の中でも誰よりも早くジャイエの下に付き、そのワイン哲学を学んだ一人であり、メタイヤージュでもあったメオ・カミュゼと共に、アンリ・ジャイエからも深い信頼を得ていたことはあまりにも有名な話です。 甥でもあったルジェはメオ・カミュゼと共にアンリ・ジャイエが大切に育んできた 1級畑 クロ・パラントゥを引き継いぐとともに、アンリ・ジャイエの目指したブルゴーニュワインの素晴らしさを引き出すための畑作業、収穫、選別、醸造を地道に妥協なく続けてきました。 その結果、誰もが認める『神の後継者』としてその人気、実力は不動のものとなっています。 そして、エマニュエル・ルジェは二人の息子に恵まれました。 現在、ワイン醸造家として父の跡を継ぐべく奮闘しているのが、長男のニコラ・ルジェです。 今回ご紹介できることとなった オート・コート・ド・ニュイ 2018 は、まさにニコラ・ルジェの手による、エマニュエル・ルジェのワインであり、アンリ・ジャイエ、エマニュエル・ルジェ、と引き継がれてきた『神の遺伝子』継承がここにあります。
大叔父アンリ・ジャイエ、父エマニュエル・ルジェのワイン造りを全身全霊で受け止め成長する、若き継承者ニコラ・ルジェニコラ・ルジェは若干22歳にして自らの名を冠した 「ブルゴーニュ アリゴテ」を2005年に初リリースしました。 偉大な大叔父と父を持ちながらもあえて「アリゴテ」というマイナーで、どちらかというと軽んじられがちな銘柄からスタートするのも、いかにも謙虚で身の程を知る生真面目さが感じられます。 若くして職人気質と評判のたつニコラは徐々に実力をつけながら、2007年にはブルゴーニュ・ルージュとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを、2010年にはオート・コート・ド・ニュイを、そして2011年にはショレー・レ・ボーヌと、徐々にワイン造りの範囲を広げてきました。 そして、2018年にドメーヌ・エマニュエル・ルジェと、ドメーヌ・ニコラ・ルジェを統合することによって誕生したのが、今回入荷した ドメーヌ・エマニュエル・ルジェ の オート・コート・ド・ニュイ 2018 なのです。 ワイン造りを見守り指導続けてきた、父エマニュエルが息子の実力を認めたからこそ誕生したのがこの オート・コート・ド・ニュイ となります。 アンリ・ジャイエから脈々と続く、ブルゴーニュの神の系譜、その成長の足跡を楽しむことができる貴重な1本です。
2009年のルジェの実力は凄い! 飲んでみても明らかですが、2009は近年最高の年の一つであると言われています。 完売しました!
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