ドイツワインのラベルの読み方
「ヴァイングートS.A.プリュム ヴェーレナー ゾンネンウァー
リースリング シュペートレーゼ ハルプトロッケン」
というネーミングだけで、どれだけ味わいが想像できるでしょう?
最後に、ドイツワインは馴染みのない方も多いと思いますので、ネーミングを元にこのワインの素性をご説明しておきます!
■「ヴァイングートS.A.プリュム」
は生産者名。ドイツ屈指の由緒あるプリュム一族のひとつです。
■「ヴェーレナー ゾンネンウァー」
は、ドイツのモーゼル・ザール・ルーヴァー地方、ベルンカステル地区、ヴェーレン村のゾンネンウァーという銘醸畑であることを表しています。
■「シュペートレーゼ」
とはドイツの最高クラスQ.m.Pの中の1つのカテゴリー。この格付けはドイツ独特のものでドイツワインの大きな特徴でもありますが、収穫時のぶどう果汁の糖度によって6段階に格付けされています。
「シュペートレーゼ」は遅摘みした葡萄から造られるワインで、普通の収穫より最低1週間以上遅く収穫され、地域の決められた果汁糖度をクリアした完熟ブドウが原料となります。
■「ハルプトロッケン」
は中辛口の意味。遅摘みした糖度の高いブドウだからと言って必ずしも甘口に仕上がるわけではなく、糖分を完全醗酵させたトロッケン(辛口)やハルプトロッケン(中辛口)も存在します。
※このワインはハルプトロッケンとして分類されていますが、飲んでみた感想から言えば、しっかりした酸やミネラルもある為か、ほんのり甘い香りはしますが、一般的に辛口に近いタイプの中辛口だと思います。 |