目覚めよ、バッカス!
「目覚めよ、バッカス!」神の雫でお馴染み、雫君の名セリフ、ところで「バッカス」って何だか、ご存知ですか?
「バッカス」とはローマ神話に登場するワインの神様のこと。ギリシア神話のディオニュソスと同じく、バッカスは人間にブドウの栽培を教えたと言い伝えられています。
そんな理由からバッカスは、ワインのラベルに様々な姿で登場していることがあります。このアローラに書かれたちょっといたずらな小悪魔的お顔も、実はバッカスを表現したものだそうです。
「さあさあワインをどんどん飲みましょう!」
「Allora(アローラ)」とはイタリア語の口語で「それでは〜」とか「さあ〜しようよ」を意味する言葉で、「楽しく、気楽に杯を交わしましょう」という気持ちが込められているそうです。
「さあさあ、ワインをどんどん飲みましょう!」
とばかりに微笑むバッカス。イタリアらしくてチャーミングですよね。 |
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元気いっぱい!南イタリア、
ぎゅっと詰まった太陽の恵み!
このワインの造られる場所は南イタリア、長靴に例えられるイタリア半島のちょうどかかとのあたりに位置するプーリア州は、 平地が多く温かい気候で、葡萄の他にもトマトや果実など農作物の産地として知られています。
沢山の太陽の光を浴びた葡萄の果実から出来たワインは、パワー溢れる果実味をしっかり感じ、活き活きとしています!
クランベリーやラズベリー、ブルーベリーにレッドカラント、ブラックベリーにプラム、そしてフレッシュなイチジク、タンニンはそれ程強くなくフレッシュ感があり、心地よい果実に由来する酸がたっぷり。そしてぎゅっと詰まった果実の凝縮感が、しっかりとした味わいを構成します。
青い空と明るい太陽、そんな南イタリアを思い出し、気分が明るくなれる、そんなイタリアの陽気なパワーがたっぷり詰まったワインです。
ピザやパスタに気軽に合わせて!
合わせるお料理は幅広いと思います。
ぎゅっと甘みのあるイタリアントマトで作った、フレッシュトマトのパスタ、シンプルなトマトベースのピザは、文句なくぴったりだと思います!
海に囲まれているプーリア州のワインなので、新鮮な魚介類を使ったトマトベースのお料理なんて良いかもしれません。
果実味がぎゅっと凝縮していてボリュームもあるので、赤身のお肉にも合いそうです。 |
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イタリア品種、プリミティーヴォ
プーリアはワイン造りの歴史は非常に古くからあり伝統的な品種が今でも栽培されている地域で、プリミティーヴォもプーリア州を代表する土着品種です。
イタリアを代表する有名品種として、多くの方に知られるようになった「プリミティーヴォ」ですが、DNA鑑定によりカリフォルニアのジンファンデルと同一のものと判断されたという説があります。
ただ、遺伝子的に同一でも、クローン、栽培の仕方や醸造方法の違いによって、それぞれが異なるワインを生み出しており、このアローラも独自のスタイルを持っています。
アローラのスタイルは果実の凝縮感がありながら、雑みがなくクリアな印象が残る透明度の高さ。甘さにべたつきがなく、独特のスパイス香が押さえられているところが、多くの方に喜ばれる味わいだと思います! |