【カンティーナ・フォルミージネ・ペデモンターナ】
CANTINA FORMIGINE PEDEMONTANA
公式ホームページ:http://www.lambruscodoc.it/
(以下輸入元資料より)
カンティーナ・フォルミージネ・ペデモンターナは1920年に、カンティーナ・フォルミージネとカンティーナ・ペデモンターナの合併によって産まれたイタリア最大級の生産組合です。
現在、組合には会員340人がおり、600ha以上の葡萄畑から成り立ち年間1.000.000本以上のワインを産み出します。
2006年には新しい醸造所を建設し、最新鋭の醸造設備を導入しておりランブルスコの生産者の多くがこの醸造所を利用して瓶詰を行うなど地域のワイン産業にも大きく貢献しております。
ワイナリー訪問レポート
収獲間近のタイミングで弊社スタッフがワイナリーを訪問して参りました。
案内してくれたのは組合長のボニーさん。
イタリアでも最大級の組合と聞いていたのでかなりお固い人が出てくるかと思っていましたが、案内してくれたのは組合長のボニーさん。非常にフレンドリーな人でした。
まずワイナリー近くの畑へ
ここでは主にグラスパロッサ、ソルバーラをかけ合わせた新しいランブルスコの品種を開発する等、今後の品質向上に向けた研究用の畑として使われております。
クローンごとにリボンで色分けし区別。
続いて2006年に新設された醸造所へ。
収穫された葡萄が、除梗前に品質チェックされ、
その後手早くステンレスタンクまで入ることに重きをおいた設計。
醸造上特に気をつけていることは主に 3 点。
・厳選された酵母を使う。
・アロマを損なわないため低温での長時間の発酵
・入念なフィルタリング。
膨大な生産量にもかかわらずクオリティを安定させるため
ステンレスタンクは全てコンピューターで温度管理。
全式タッチパネルのこの設備は『最新鋭の設備だよ』との事。
ランブルスコの醸造工程としては
@まず低温で長期マセラシオン後マストを半分取り、残りの半分だけアルコール発酵。
A1次醗酵の終わったマストに残りの醗酵が終わっていないマストを戻しその糖分で2次醗酵。
という順序をたどります。
ランブルスコの魅力について、ボニーさんは、
「ランブルスコ種は酸が綺麗な品種なので発泡ワインには最適。
海外でも 95%以上がコカコーラみたいな味わいの甘いランブルスコばかりだが
我々は、1600 年より続く伝統あるクラシックな味わいのランブルスコを世に広めていきたい。
もちろんコストパフォーマンスに優れているのが大前提で。」
とのことでした。
ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ ロッソ・フォスコ
D.O.C LAMBRUSCO GRASPAROSSA DI CASTELVETRO
毎年年末にガンベロ・ロッソが発行するお買い得ワインガイド『ベーレベーネ・ローコスト』(2010年よりラルマナッコ・デル・ベーレ・ベーネから名称変更)
当ガイドは掲載されたワインの中から、特に優れたワインには[オスカー]が与えられます。更にオスカーの中でも各州を代表するワインが1本ずつ選ばれます。
「カンティーナ・フォルミージネ・ペデモンターナ」が手掛けるランブルスコ、ロッソ・フォスコは、当ガイドで最も栄誉ある賞(赤白各3本ずつ)
[Premi qualita prezzo nazionali](国を代表するお買い得ワイン賞)
を獲得しています。(以前まではオスカー・ナツィオナーリという名前で掲載されていた賞です。)
[掲載文章抜粋]
『グラスパロッサ種は丘で栽培されるランブルスコで平野ではこの品種は成功しません。
このランブルスコはフルーティで辛口、そして明快です。フレッシュな香、シャープな味わい、サクランボと白桃の果実味があり品種の特徴がはっきり表現されています。』 |