今回ご紹介のワイン「シャトー・レザムルーズ」の「Amoureuses」とは、フランス語で「恋人たち」「恋する人々」という意味を持っており、とってもロマンチックな名前を持ったワイン。

「レ・ザムルーズ」といえば、ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーを代表するワイン、特級のミュジニーやボンヌ・マールに次いで大人気のワインがあり、ご存知の方も多いと思いますが、

「シャトー・レザムルーズ」はブルゴーニュよりも南に位置する、コート・デュ・ローヌ地方のワインになります。

その昔、このシャトーが位置する南向きの日当たりの良いこの場所には湧き水があり、街の恋人たちが集まったことから由来するといわれており、1276年から続く歴史ある老舗のファミリー経営の造り手さんです。

香りはカシスやクランベリーなどの赤い果実の香りがたっぷり！！

口に含むと艶やかな果実味に溢れています！豊かな果実味の甘みと酸味のなかに、ミネラルやスパイシーなニュアンスを感じ、とってもバランスがいい！

滑らか＆艶やかなボディ、口当たりが優しく飲み心地が良く、気がついたら飲み干しているタイプのワインです！

この日はハーブをふんだんに使った、牛肉と夏野菜の煮込みにあわせていただいたのですが、

ワインのジューシーな果実感と柔らかい牛肉の旨味、そしてその一方でほんのり効いたワインのスパイス感とディルやパセリなどのハーブとの相性が最高！！！

一緒にいた皆さんも大絶賛！
私も我ながら大感激！

柔らかく煮込んだラムや牛肉のシチュー、カスレのような煮込み系のお肉料理に相性良さそうです！

これから暑くなってくる季節には、果実のボリュームもありつつ飲み心地の良い赤ワインが、かなり役立ちそうですね！！

ちなみに、このワインに初めて出遭ったのは去年の試飲会（写真右）。とても素直で明るくて、優しいワイン。という印象が強く残っています。

試飲会場でも大好評でした！

1276年から続く歴史ある老舗の「シャトー・レザムルーズ」

現当主のアラン・グランゴー氏は、モンペリエ大学の醸造士の資格を持ち、フランスの週刊誌「ヌーヴェル・オプセトゥヴァトゥール」では、「最優秀フランス500の醸造家」に選ばれています。

またこの「シャトー・レザムルーズ」もACコート・デュ・ローヌでありながらアシェット誌に、最高評価である三ツ星で掲載されました。（ラ・バルバール2007）

35hl/haまで収穫制限。手収穫。全量除梗。

伝統的な長期間の醸しの後、樽熟成を行います。

ここの特徴である濃縮度とフィネスを失わぬように、澱下げも行わずに仕上げます。