シャトー・ディッサン 情報
生産国:フランス
生産地:ボルドー地方 オーメドック地区 カントナック村
格付:メドック第3級
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ
セカンドラベル: ド・カンダル
白ワイン:
公式サイト: http://www.chateau-issan.com/
シャトー・ディッサンの特徴
シャトー・ディッサンはマルゴー地区カントナック村に位置する古い歴史を持つ3級シャトーです。
シャトー・ディッサンの栽培品種は、カベルネ・ソーヴィヨン70%とメルロー30%の2品種のみですが、その畑は、粘土質石灰岩や砂利を多く含んだ粘土質、砂利、砂礫、というように、非常にバラエティに富んだ土質の区画が散在しており、このおかげで、同じ品種でも区画によって、いろいろな性質のブドウが取れるので、2品種だけでも充分に複雑な香り、味を持つワインを醸造することが可能なのです。
その味は、カベルネソービニヨンの割合が多いのですが、果皮浸漬の期間の調整や、色素やタンニンの抽出を行うためのルモンタージュの回数を調整することによりタンニンの量をコントロールしているため、カベルネソービニヨンの強い個性を失うことなく和らげられ、甘さを伴ったフルーティで芳醇な香りで、舌触りはベルベットのように滑らかでバランスが良く、かつ深みが感じられ味に仕上げられています。
果実味、タンニンともそれぞれの個性を自己主張するのではなく絶妙なバランスで、繊細なハーモニーを織り成すといった女性的な味わいに特徴があります。
また、シャトー・ディッサンは濃厚なタイプながら比較的若いうちから楽しめるのも特徴の一つです。
シャトー・ディッサンの歴史
メドックで最も古い歴史を誇るシャトーのひとつシャトー・ディッサンは、現在は、1945年にその所有権を得たクルーズ家がオーナーとなっています。
その歴史は、1152年に後のヘンリー二世とエレオノール妃の結婚式に使われたワイン、として始まりました。
また、シャトー・ディッサンは、ハプスブルグ帝国最後の皇帝であるフランツ・ヨーゼフが、全てのボルドーワイン中でいちばんの贔屓にしていたもの、とも言われています。
14世紀、シャトー・ディッサンはシャトー・マルゴーと並ぶ二大シャトーであり、15世紀には「テオポン」と呼称されました。
その後、17世紀にシュヴァリエ・エスノーの所有となるまでに、セギュール、サリニャック、ラ・ヴェルニュなどの名称遍歴をたどりました。
現存するディッサンのシャトーを建てたのがこのエスノーで、その建物は周囲に堀を巡らせて、城塞のような石垣で囲まれた中世の領主の館の面影を残し、メドックの中でも最古の、美しきもののひとつとなっています。
さらにその後、ギュスターヴ・ロワの所有となってからは3級に選ばれ、約50年間にわたって素晴らしい品質を維持して来ましたが、第一次大戦直前にロワの子孫が売却して以来、その評価は低迷することとなりました。
しかし、現オーナーであるクルーズ家の所有となってからは、ル・クラスマンに「真のシャトー」と評価されるほどに、その品質と名誉を回復することとなったのです。
シャトー・ディッサンを探す
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シャトー・ディッサンはボルドー地方 オーメドック地区 カントナック村にある格付シャトーです。
パワフルなワインの産地として、ボルドーは世界で最も歴史があり、ワイン愛好家達から支持されている場所に違いありません。
フランス革命後の1855年、パリ万国博覧会開催にあたり、ナポレオン3世がフランスの各ワイン生産地にワインを出展するよう要請したのがきっかけで、ボルドー市商工会議所が、メドック
から58の赤ワイン生産者、グラーヴから一つの生産者を選び、また甘口白ワインのソーテルヌとバルサから21生産者を選び格付けを行ないました。
シャトー・ディッサンは格付のワインとして、100年以上もの長い歴史を生き続け、メドック第3級としての品質を守り続けてきましたが、それは年も変わりありませんでした
シャトーで眠る樽に入ったワイン |
キャプション木箱 |
シャトー・ディッサンを訪問
多くのワイン愛好家が愛してやまないシャトー・ディッサン。 いったいその魅力とはなんだろうか。その艶やかで深い色合いからは、これほどまでに複雑で驚くほどキメが細かく密度の高い質感は創造できない。上質感と繊細さを感じる素晴らしいワイン。
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