偉大なる二人の創案者たち
バロン・ド・ロートシルト(シャトー・ムートン・ロートシルト)
ボルドーの格付け1級に位置するシャトー・ムートン・ロートシルトのオーナーであったフィリップ・ド・ロートシルト伯爵。代々名門ワイン一家として賞賛を受け続けるシャトーを20歳の若さで引き継ぐこととなった彼は、偉大なる名声に甘んじることなく積極的に家業の革新に取り組んでいきました。シャトーの周りで収穫した葡萄で完成させたワインを自身で瓶詰めして出荷することや、ワインに使用するエチケットのデザインを一流のアーティストに依頼してヴィンテージごとに異なるデザインにすることなど、他のシャトーでは行われていなかったことに取り組んでいきました。
1980年代にフィリップ伯爵が亡くなると、娘のフィリピーヌ・ド・ロートシルトが女優業から退き、父の志を継ぎモンダヴィ家とともにオーパスワンの進化に取り組んでいます。
ロバート・モンダヴィ(ロバート・モンダヴィ・ワイナリー)
カリフォルニアのみならず、全米、そしてニューワールドワイン全体の開拓者として余りにも有名なロバート・モンダヴィ。
イタリアからの移民である両親の元に生まれた彼は、1923年カリフォルニア州ローダイに家族とともに移住した父は1923年に農園を開きました。まだ幼かったモンダヴィも父や家族とともに農園に出て家庭用ワインを造るのを手伝いました。その後、1936年スタンフォード大学を卒業したモンダヴィは父が共同経営者となっていたセント・ヘレナのサニーヒル・ワイナリーで働きはじめました。
ここでの経験によりワイン造りのノウハウだけではなく、世界で愛されるワインを造るためには、マーケティングや設備への投資が重要であることを身をもって勉強しました。父が更なるワイナリーを手に入れたとき、ロバートはずっと抱いてきた理想のワイナリーへと革新させるべくいくつかの試みを行いました。一つは農園に植わっていた葡萄を全て引き抜き、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネといった、しっかりとしたワインを造ることができる高貴品種への植え替えを行い、世界に通用するワイン造りへの取り組みを開始したのです。
父が他界した後は、母、弟共にワイナリーの運営を行っていきますが、ロバートの高い志はやがて母弟との間に溝を生むことなり、1966年ロバートは二人と決別し新たなワイナリー「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」を立ち上げます。
ヨーロッパの伝統とアメリカの最新テクノロジー、そして、マーケティングを駆使し、それまでのアメリカに存在しなかった、プレミアムワインを生産するワイナリーへと成長しヨーロッパをはじめとした世界に通用するワインを生み出す生産者としてその名を広めていきました。
高評価を獲得し続けるプレミアムワイン
オーパスワンはバロン・ド・ロートシルトとロバート・モンダヴィという二人の偉大なワイン生産者の情熱より、アメリカで最も有名なプレミアムワインとしての地位を築いています。
それと同時に近年リリースされるオーパスワンは、ワイン評論家、評価誌のあいだで常に高い評価を獲得し続けています。2016年12月にリリースされた最新ヴィンテージ オーパスワン 2013 については、ジェームス・サックリングが 100点満点を与え、さらに彼が選ぶ 「2016年トップ100」で見事第一位を獲得しています。
単に知名度が高いだけでなく、常に高い評価を獲得し続けていることが、オーパスワンのワインとしての偉大さであり、高い人気を誇る一つの要因となっているのかもしれません。
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商品コード: 6991238 |
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商品コード: 7900162 |
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商品コード: 7900124 |
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商品コード: 6990386 |
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商品コード: 6990317 |
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商品コード: 7900122 |
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商品コード: 6990306 |
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商品コード: 6090042 |
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商品コード: 6010379 |
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商品コード: 6090003 |
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商品コード: 6800003 |
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商品コード: 6041460 |
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商品コード: 6990118 |
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商品コード: 7800079 |
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商品コード: 6150352 |
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商品コード: 3889419 |
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商品コード: 7900035 |
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商品コード: 3889414 |
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商品コード: 7900036 |
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商品コード: 3889410 |
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商品コード: 7900181 |
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商品コード: 6041444 |
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商品コード: 3889403 |
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商品コード: 7900305 |
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オーパスワンの成り立ち歴史
オーパスワンは、アメリカ人ワイン生産者ロバート・モンダヴィとバロン・フィリップ・ド・ロートシルトの二人の巨匠が、ワインと長年向き合って体得した互いの持てる力を結集して共に手をとりあい完成させたアメリカ、ナパを代表するワインです。
二人の目標は自然環境に恵まれたカリフォルニアのナパ、その中心地であるオークヴィルで、ボルドータイプの世界に誇れる最高峰のワインを造り上げることでした。恵まれた畑で生み出される素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルロー、カベルネ・フランなどボルドーワインを造る際に使用される品種でフランスのボルドータイプのワインを造りあげます。
オーパスワンの試み以前のカリフォルニアでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった品種を単一で使用し、ラベルに葡萄品種を明記する方法が中心でしたので、このオーパスワンのチャレンジは後に続く生産者たちに大きな刺激となりました。
1984年に発売された1979年と1980年の記念すべきファーストヴィンテージは、当時で50ドル以上という破格の高値で世にお目見えしました。この価格設定はアメリカ初の「ウルトラプレミアムワイン」として新しいカテゴリーを誕生させるきっかけとなりました。さらに1985年ヴィンテージ発売時には初めて海外(フランス、イギリス、ドイツ、スイス)への輸出も開始します。
ラベルに描かれた横顔
印象的なオーパスワンのラベルには、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトとロバート・モダンダヴィの二人の横顔が二人のサインとともに描き出されています。
「オーパスワン」という名前は「作品番号1番」という意味のラテン語です。「1本のワインは交響曲、1杯のグラスワインはメロディのようなものだ」というバロン・フィリップの思想によってこの名が付けられたといわれています。
オーパスワンの畑
オーパスワンの畑には周囲の畑とはあきらかに違う空気が漂っています。樹と樹が密接しながら整然と立ち並び、こだわった剪定がなされているからです。カリフォルニアの普通の畑と比較して5,6倍の密度で植えられており、そのため小粒で皮の分厚い、濃度の濃い葡萄が収穫されます。
現在のオーパスワンの畑は4箇所に分散しながら合計で67ヘクタールの広さとなっています。トカロン・ヴィンヤードの一部Qブロック(14.2ヘクタール)を皮切りに、1983年にハイウェイ23号線東側のオークヴィル農園(20.2ヘクタール)、翌年にはさらにその隣のヴァレトラ・ヴィンヤード、南側のオークヴィル・クロスロードと広げていきます。最近では2008年にロバート・モンダヴィワイナリーが所有していたトカロン・ヴィンヤードのKブロック(19.4ヘクタール)も購入しました。
葡萄品種
ヴィンテージによりブレンドの比率は異なりますが、オーパスワンにはカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン、マルベックのいわゆるボルドー品種がブレンドして使用されています。
こだわりの醸造の特徴
現在オーパスワンの醸造を任されているのはワインメーカーのマイケル・シラーチです。
オーパスワンの畑での収穫作業の際、摘み取った葡萄を収納するのはわず16キロ入りの小箱が使用されるので収穫したときのままの健全な状態を保ったままワイナリーまで運ぶことができます。
人の手により、不要な葉や痛んだ実は丁寧に取り除いたのち、葡萄の重みだけを利用して除こう機から発酵用のステンレスタンクへと自然に流れていきます。低温管理することで醗酵途中も高温になりすぎることなく穏やかに醗酵させていきます。
また、オーパスワン・ワイナリーではオーパスワンだけを造っているため、収穫された葡萄のロットごとに異なるステンレスタンクで醗酵させるという贅沢な醸造方法が可能となっています。そのため、慌てて醗酵させる必要がなく、低温で長期間にわたり十分に葡萄のエキスを抽出することができるのです。
さらに、醗酵したワインに余計なストレスをかけることなく樽へ移し変えることができるよう、醗酵槽は長い脚のうえに据え置かれ、フレンチオーク樽にフリーランジュースが自然に流仕込めるようになっています。
さらに残った皮や種、果肉についても、ゆっくりとプレスをかけることで更にジュースをひきだし、フリーランスジュースと同様に樽へと移され熟成をさせていきます。この液体も最終的なブレントの際、ワインに骨格を与えるエッセンとしてブレンドされることがあります。
1年から1年半の樽醗酵を終えたのち、オーパスワンとしてふさわしいブレンドが行い瓶詰め。さらに瓶内で1年半ほど熟成されたのち世の中にリリースされます。通常収穫からリリースまで3年の歳月が費やされています。
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