1984年のシャトーマルゴー

1984年のシャトーマルゴー作柄・出来

アッサンブラージュにおける非常に僅かなメルローの割合と愛情をこめて獲得された成熟したカベルネ・ソーヴィニヨンが、最初から、このヴィンテージにあ
る種のいかめしさと特徴的なフィニッシュの固さを与えた。幸運にも瓶熟成でタンニンが和らいだ。今日ではアタックは、よりソフトであるが、フィニッシュは
軽く乾いている。1984年は、さらにボトルで芳醇になるだろうか?私たちは確信していない。ワインは今が飲み頃だ。恐らくさらにもっと少々繊細で複雑になるだろうが、少々乾くかもしれない。
よって今が飲み頃だが、興味から何本かのボトルを寝かせることもできる。(2010年)

 

1984年のボルドーメドック地区マルゴー村の気候

開花の間の寒く雨の多い天気が、メルローとカベル ネ・フランの歴史的な花振いを引き起こした。夏は むしろ暑く晴れたが9月の激しい雨がブドウの成熟 を妨げた。幸いブドウの収穫は太陽の下で行われ、 このことによりこの難しいヴィンテージにあって充 分に成熟したブドウの実を収穫することができた。 (10月1日の収穫)

 

セカンドラベル パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 1984

むしろ難しいこのヴィンテージのボトルワインの状態の良さに驚かされる。フィネスがそこにあり、味わいは僅かに乾いているが常に爽やかだ。今が飲み頃。
(2002年9月)

 

白ワイン パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 1984

白の困難なヴィンテージだ。ブドウは、未だ若かった。収穫はかなり重要で、成熟さはかろうじて獲得された。
パヴィヨン・ブラン1984年は、常に少々薄かったが、洗練され、繊細だった。瓶で本当に味がよくなることができる僅かな凝縮性と複雑さの特徴を確かに示し
た。飲まれるべきワインだったが、それでも飲み頃を過ぎてからそんなにたってはいない。(2002年9月)

 

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