1980年のシャトーマルゴー作柄・出来
シャトー・マルゴーの成功は、異口同音にこのヴィンテージによって称えられた。私たちには雨の後で非常に遅いブドウの収穫のチャンスが巡り、取り入れの素晴らしい条件を手にした。それでも1980年は偉大なヴィンテージではない。ワインは常にしなやかで香り豊かで、繊細で非常にバランスがよかったが、力強さに欠けていた。ワインは私たちの期待を越えて熟成し、今日では繊細で、気品があり非常に心地よく飲めるヴィンテージになっている。今が飲み頃だ。これから数年のうちに乾く恐れがある。(2009年12月)
1980年のボルドーメドック地区マルゴー村の気候
寒く雨の多いひどい春が開花を遅らせ、開花したの は6月の終わりになってからのことだった。夏は不 規則だったが幸い日差しと暑さが9月に戻ってきた。 雨の多い10月の初め以降、乾燥し寒い天気が落ち着 き、収穫は非常に遅れたが、ブドウの実は充分に成 熟し完璧に良好な状態で収穫することができた。 (10月17日の収穫)
セカンドラベル パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 1980
この可愛らしいワインは、爽やかさを失ったが素晴らしいフィネスを留めている。もちろんすぐに飲まなければならない。(2002年9月)
白ワイン パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 1980
シャトー・マルゴーが造る人気の白ワイン