1985年のシャトーマルゴー作柄・出来
1985年は品質でも量において卓越したヴィンテージだ。常に非常に美味しく飲め、それは殆ど発酵の終わりからそうだった。香りは、驚くようにフルーテ
ィーであり、繊細で、エレガントで、今ではもっと熟成し、非常に複雑になっている。味わいは、初めに繊細さと特に丸みがありシルクのようなタンニンの魅力に感動を覚える。しかし余韻や残存性が偉大な凝縮性を表している。
今日、1985年は最も心地よい私たちのヴィンテージのひとつに数えられる。よって問題なく飲めるが、急ぐ必要はない。何故なら全く疑いようもなく、さらに美味しくなる潜在性がたっぷりとある。(2007年3月)
1985年のボルドーメドック地区マルゴー村の気候
かなり涼しく晩生の年の始まりの後、このヴィンテー ジは、非常に好意的な成熟と収穫が印象に残る。何よ りも9月と10月は、並外れて暑く乾燥した。ブドウの 葉は、11月に入り遅くまで落ちなかった…。この 「小春日和」は誰の記憶にも残っている。(9月 26日の収穫)
セカンドラベル パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 1985
グラン・ヴァンとしてパヴィヨン・ルージュ1985年は、素晴らしい。すなわちエレガントでバランスがよく、肉付きがよく、複雑で、非常に美味しく飲める!
アタックは甘く余韻が長く続く。正真正銘の御馳走だ…。今が飲み頃だが、慌てることはない。(2002年9月)
白ワイン パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 1985
パヴィヨン・ブランの困難なヴィンテージで、あまり魅力を持ったことはなかった。それでも特定の幸せとともに、その力強さと凝縮性によって、ワインは熟成することができた。すなわちワインは、瓶詰めされたときよりも美味しい。 いずれにせよ飲むべきだ。なぜなら私たちには、味がよくなると言う本物の潜在性が分かってはいない。(2002年9月)