株式会社 オーレ・ジャパン 小川 正人
今回ご紹介のワインの輸入をしております、オーレジャパン小川です。
ぜひ皆様にご紹介したいワインがありメルマガ書かせてもらっております。
それは『インポーター冥利に尽きるワイン』ともいえるワインです。
ピンとこないかもしれませんが、弊社が取り扱うワインの中で、 このワイン以上に正直、ワインを輸入していてうれしく、かつ衝撃を受けたワインはないといっても過言ではありません。
それはこのワインの出会いから始まります。
このワインとの出会いは、ある方に紹介してもらいました。 『とてつもないワインがある』ということで、このバロッシュを飲むことになりました。
小さいながらの弊社事務所でサンプルを持ってきてもらい、テイスティングすることになり、 ご紹介いただいた方もかなりの自信を持って、『いいワインだから』ということで来社いただきました。
弊社のワインの選定として取扱いするワインは、スタッフで必ず試飲して決めます。 ということで、早速抜栓しテイスティングしました。
シャトーヌフ・デュ・パプということあり、最初は興味半分くらいでした。 (ご紹介いただいた方には、今となっては本当に申し訳なく思います・・・)
すぐに、密度のありブドウ本来の生き生きとした果実感、余韻に奥深さがあり、 この土地の旨味が凝縮した印象は『本物だ!』という予感がありました。
(生意気なことを言ってすみません。)
ただ、シャトーヌフ・デュ・パプは南仏の銘醸ワインのひとつでもあり 高価格帯なのでどうかな・・・?、ちょっと難しいかな?というのが本音でした。
そのことを素直にご紹介いただいた方に伝えると、その落胆ぶりがすごく、肩をがっくりと落しておりました。
その姿を見て、逆にやってみる価値があるのではないか!と思い、 また我々も本当にいいワインをご紹介したいという考えから ちょっと背伸びして採用することを決めました。
最初は、無名のワインということもあり予想通り苦戦を強いられました。 ただ、ワインに精通した方々に根気よくご紹介し続けると、
お客様から非常にいいお言葉をいただくようになりました。
その後最初の年の入荷分がなくなり、次の年の入荷を待つことになりましたが、 なんと海外での評価がうなぎ上りに・・・
ロバート・パーカーしかり、ワインステクテーター、ステファン・タンザーなどで 高得点、素晴らしい評価を一気に獲得し、海外での人気がストップ高とでもいう状況でした。
我々も正直ここまではと思っている矢先に ロバート・パーカーがトップ・キュベに100点満点をつけました。
皆様お分かりのとおり、その瞬間から入手困難な生産者になりました。 このときはじめてやってよかった!と思いました。
我々が取り扱うワインの中で、パーカー100点ワインというのはそうそうありません。
ボルドーの5大シャトーなどではありますが、 無名の造り手で、しかも弊社オリジナルでというのはありません。
このようなワインに出会えたこと、そして認知度がない中で販売してきたことを考えると非常にうれしく思います。
100点という数字を見たときは、驚きと喜びとやった、という感情が一気に噴き出しました。
今回ご紹介のバロッシュの2012年は2つしか生産されていないキュベのひとつです。 (トップ・キュベとこのシグネチュールのみです)
評価もさることながら、一度どういうワインかだけでも試していただければと幸いです。
インポーターとして、またパーカーが100点をつけるようなワインを探したいと思いますが、 そう簡単にはいきません。
まずはこの100点満点生産者のワインをお楽しみください。
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