熟したベリーの濃厚な香り!バランス抜群の丸みのある味わい!
グラスから立ち上がるのはブラックベリーやドライプラムの濃厚な黒果実の香り!凝縮した香りがグワッと鼻腔を刺激します。スミレの花や木屑、クリームっぽいニュアンスも奥のほうにかんじられます。
口に含むと、ベリーの濃厚な果実味がありながら、柔らかい酸とまろやかなタンニンの丸みのある味わい、これらの要素がフワットした丸い球体のように口の中に広がる素直な美味しさがあります。
どこか冷涼感もあって、いわゆるニューワールドのシラーとはまったく異なる落ち着いたニュアンスがあり、いわゆる甘ったるさがないのも特徴的で、ボリュームがあるにもかかわらずボテッとした印象が全くなく、キュートな味わいが魅力的です。
間違いありません!!
尖がりがなく、まろやかでありながら、しっかりとした構成をしているので飲み応えもあり!このお値段でこのコストパフォーマンスは間違いありません!
ボリュームのあるベリーの香り、口に含んだときの果実、酸、そしてまろやかなタンニンのバランス、程よいボリュームと滑らかな喉越しと、素直に美味しいと感じることができる、バランス抜群の赤ワインです!
このお値段で、この味わい!
嬉しくなってしまうコストパフォーマンスのよさです♪
生産者がラベルの「チェロ」に託す思い
「シンフォニア」というネーミングには、生産者自身がオーケストラを率いる指揮者のように、ワインの調和とピュアな味わいを追い求め、ワインを楽しむ人に大きな喜びを届けたい、という想いがこもっています。
このシラーはシンフォニア・シリーズとしてラインナップされているワインの一つで、このシリーズでは葡萄品種ごとに異なる楽器をラベルに用いて、各ワインの特徴とそのワインにかける思いを表現されています。
シンフォニア シラー のラベルにデザインされている楽器は「チェロ」。
チェロは安定感のある低音の役割を担いながらも、一方でテノールのようなヒロイックな音色も奏でる、穏やかで厳粛でありながら、ほとばしる情熱も表現することができる多彩な音色が魅力です。
このシラーもキュートな印象をふりまきながらも、味わいには落ち着きと冷涼感が垣間見られ、まさにチェロのような多面性を感じさせるワインに仕上がっています。
期待以上の味わいを提供することに情熱を傾ける生産者
「ワインの価格を聞いた際に驚く顔を見るのが大好きなのです!」
このワインを造るのは2006年にスペインのバルセロナに設立されたボデガス・アバニコです。オーナーであるラファエル・デ・ハーンは2000年からワインのバイヤーとしてワインにかかわるようになったイギリス人ですが、買い付けのために世界中のワイナリーを巡る中で、自分が本当に居るべきところは、都会のオフィスではなく、葡萄の樹に近い場所だと深く感じるようになりました。
そして、ビジネスをはじめてわずか1年後の2001年、拠点をバルセロナにうつし、スペイン各地の生産者と親交を深めるなかで、自らプロデュースしたワインをイギリスへ出荷したところ反響が大きく、以降本格的にワイン生産に取り掛かることとなり、2006年にパートナーとともに、ボデガス・アバニコを立ち上げました。
彼のワイン造りへの原動力は 「ワインの価格を聞いた際に驚く顔を見るのが大好き!」 というところにあります。
「何よりも難しく、そして何よりも大切なことは、オークションで落とされる途方もなく高いワインを造るより、素晴らしい高品質のワインを毎日楽しめる手の届きやすい価格で提供することだ」をモットーに、常に評価誌の「20ドル以下のベストバイ」や「15ユーロ以下のベストワインリスト」などに、ランクインしていることが、そのぶれない姿勢を物語っています。
|