(白)ピーチーキャニオン シャルドネ 2012
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こんにちは、デリバリーワインの江下です。
先日、様々な輸入会社が共同で主催する大規模な試飲会があったのですが、その中に大変美味しいシャルドネを見つけました!
本当にたくさんの中から選んでいるんです!
今回も素晴らしく美味しい白ワインを見つけてしまったのですが、その前に私たちがどれ程多くのワインの中から「これだっ!」と思うものを探しているのかをご説明させてください。
デリバリーワインでは、毎週のように都内各地で行われている試飲会まわり、これは美味しい!というワインを探しています。
一度に出品される試飲用のワインは数十種類から数百種類! いつも出来る限り多くのワインを試飲するよう心がけれいるのですが、その中で弊社のメルマガでご案内する程気に入るワインでコストパフォーマンスが良いと思うワインに出会うことは100本に1本もありません。
そもそも、日本に輸入され、試飲会に出品されるようになった過程においても多くのワインの中から選ばれている訳ですから、弊社で扱っているワイン達は本当に世界中のワインの中でも選りすぐりの美味しいワインたちが集まっているのだと私たちは自信を持っています!
今回私が選ばせていただいたワインもそんな数々のワインの中でも特に目立って光を放っていた、美味しいワインですので、是非そんな視点でもご覧ください。
「おぉー!」っと思わず口をついてしまう奥深い味わい
香ばしく柔らかな焼き菓子の香りがフワッとあがり、リンゴ、洋ナシ、レモンピールの豊かな果実味とともに香りのボリューム満点。
この香りをかぐと、ちょっとぽってりとしたワインの印象を受けるのですが、実際口にしてみるとクリーミーで柔らかな味わいの中から旨みがじんわりと広がり、余韻にかけてミネラル感がぐいぐい増してきて、フィニッシュには旨みとともに切れがあり、「おぉー」と思わず口をついてしまう奥深さがあるのです。
素晴らしい!
旨みがたっぷりとあり、余韻をじっくりかみ締めることができるような味わいのカリフォルニアワインは、実はなかなかないもので、これは久しぶりに体験した美味しさです。酸と果実味のバランスといい、香りのたっぷりとしたボリュームといい、素直に「良いワインだ~」と嬉しくなってしまう味わいです!
当日はカリフォルニアのみならず、フランスやイタリアなど様々な国のたくさんのシャルドネをテイスティングしましたが、このシャルドネはクリーミーな味わいとミネラル感のバランスが素晴らしく、デリバリーワインのお客様にも是非飲んでいただきたい!と思ったので早速ご紹介させていただきます!
メーリングリストのみで販売する少量生産ワイン!
ただちょっと残念なのは、非常に生産量が少ないということ。
生産者ピーチーキャニオンはジンファンデルの生産で有名な造り手なのですが、その彼らが自分たちの畑に少量植えたシャルドネで造るのがこのワイン。わずか156ケースのみという超希少なワインのため、アメリカ国内でもメーリングリストのメンバーのみが購入することができる限定ワインだそうなのです。
というわけで、日本への入荷本数も200本弱しかなく、今回入荷分が完売するとこのヴィンテージの入荷は不可能という希少なシャルドネとなっています。
柔らかな焼き菓子に、質の高いフルーツの香り、まろやかな果実味を満喫したあとのミネラリーなボリューム
先日の試飲会にも多数のカリフォルニアのシャルドネが並んでいましたが、このピーチーキャニオンの香り、口に含んだときの旨みたっぷりの味わい、そして余韻にかけてのしっかりとしたミネラル感に勝るシャルドネはありませんでした。
カリフォルニアのシャルドネなのですが、上質な焼き菓子やりんごのアロマがたっぷりとあり、口に含んだ時の豊かな果実のボリュームと、上質な酸、アフターにかけてミネラル感がぐいぐいと上がってくるリッチな味わいが素晴らしい!
リッチでエレガント、上質な味わいの白ワイン。
これは本当に美味しいです!!
家族経営を貫くパソ・ロブレスのピーチーキャニオン
このワインを造るピーチーキャニオンはベケット夫妻によって1988年にスタートしたワイナリーです。 |
1982年にこの地に暮らし始めた夫妻は、他の仕事をする傍ら、知り合いから葡萄を分けてもらい、醸造のための樽をかりて趣味のワイン造りをはじめました。そしてその奥深さに目覚めてしまった彼らはこの地に畑を購入し自力でワイン造りをスタートさせたのです。
彼らのこだわりは質のよい葡萄を生み出すための土壌へ深い配慮をしており、「SIP-Sustainability in Practice」に認定されており、環境保全型のワイン生産を行っています。
ベケット夫妻
現在は二人の息子もワイナリーに加わり、兄のジェイコブがセールスを、弟のジョシュがワインメーカーとして醸造を担当しています。
ジョシュは幼い頃から父を見習いワイン造りの経験をつんできましたが、1998年あらためてワインメーキングを1から学びなおしました。2002年までの4年間、ボルドー出身のワインメーカーFlorence Sarrazinの元でワインにかかわる全工程をを学んだうえで、2004年にはオーストラリアのワイナリーに修行に出ました。
右から父 ダグ、弟ジョシュ、兄ジェイコブ
数年の修行を経た彼のポリシーは「より良いワインを造るために新しい手法は積極的に取り入れるが、どのワインも少量生産ワインのように丁寧に生産する」というもの。 その結果、彼らの造るジンファンデルは大量生産であるワインながら高い評価を獲得しています。
一方で、今回ご紹介するシャルドネはベケット・ファミリーの魂ともいうべき、全工程を手作りで行った超少量生産ワインであり、実際このワインを口にすると彼らのポリシーがストレートに伝わってくる、質の高いワインとなっています。
テクニカルノート
産地 カリフォルニア州エドナ・ヴァレーAVA
アルコール度数 14.5%
醸造 30%新樽使用、マロラクティック醗酵を3分の2におさえ、鮮やかな酸を引き出している。
生産本数 156ケース
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