(赤キャンティ・クラシコ
パルゴロ 2012
3,480円(税抜)+消費税
Chianti Classico D.O.C.G.
Pargolo 2012
【イタリア/トスカーナ
/キャンティ・クラシコDOCG 赤】
こんにちは、デリバリーワインの江下です。
ワイン好きなら知らない人はいない、イタリアを代表するワイン「サッシカイア」「オルネライア」を造り上げ、イタリアワインのステイタスを一気に世界レベルへと引き上げた天才醸造家 ジャコモ・タキス が愛娘とともに最後に完成させたとっても美味しい赤ワインが入荷しました!
そのワインの名前は キャンティ・クラシコ パルゴロ 2012。
年間の生産量がわずか6000本弱と大変少ないため、海外へ輸出されるのもごく僅かな貴重なワインです!
深みを増して更に美味しくなりました!
天才醸造家 ジャコモ・タキス が最後に手がけた赤ワイン
昨年2月に82歳で逝去されたタキス氏は、ワイン生産の第一線から退く間際に愛娘とともにひとつのワインを造り上げました。それが今回ご紹介出来ることとなった キャンティ・クラシコ パルゴロ です。
長年の盟友であるアンティノリ家から譲り受けた特別な畑で、年間6000本弱しか造られない超少量生産のこのワインは、ピュアで味わい深い、イタリアワインの素朴な魅力を再認識することができるワイン。 父と娘が協力して完成した家族の愛に満ちたとても素敵なワインなのです。
前ヴィンテージ2010年をご紹介した際にも大変な人気をいただきましたが、生産本数が少ないため輸入元でも在庫のない状態が続いていました。そして今回待望の新ヴィンテージ 2012年が入荷したとのことで早速テイスティングをしてみましたが、ピュアな味わいはそのままに更に深みを増し、素晴らしく美味しいワインに進化していました!個人的にも2010年ヴィンテージを飲んだときからパルゴロはらお気に入りのひとつだったのですが、今回の2012年ヴィンテージは更に多くのワイン好きの方を魅了する味わいになっていると思います。
一口飲んで「おぉ!美味しくなってる!!」と滋味溢れる味わいに感激しました。
味わい深く豊かな香りに満ちた 2012年のパルゴロは、たとえジャコモ・タキスの名前がなかったとしても、皆様に是非とも召し上がっていただきたい!と強く思う魅力的な赤ワインです。
抜群に美味しい キャンティ・クラシコ パルゴロ 2012 是非ともご賞味くださいませ!
葡萄の樹齢がもたらすピュアで豊かな味わいに感激!
グラスに注ぐと、赤いベリー、カフェオレのピュアで綺麗な香りが印象的です。時間とともに、香ばしい麦わら、オリエンタルなスパイス、森の下草を思わせる湿度と深みを感じる優しく多様性のある香りがグラスいっぱいに湧き上がってきます。
口に含むと、熟した果実の柔らかな甘み、旨みが広がり、後からイタリアワインらしい心地よい酸味が顔を出し、 スーッと沁み込むように喉を通った後の余韻には、アルコールの温かさとワインのホッコリとした香りが長く続きます。 栓を開けた翌日になっても更に柔らかさは増しながらもへたることなく豊かな味を楽しむことができます。
とっても美味しい!
前ヴィンテージ2010年はイタリアワインらしい酸味がしっかりと感じられ、少しシャープな印象がありましたが、2012年のパルゴロは角がとれ球体のまろやかさに満ちています。
輸入元の方によると、年々葡萄の樹齢が上がっており、その成長と進化が如実に現れたのがこの新ヴィンテージなんです、とのこと。実際、輸入元でも皆さんで試飲されたそうですが、「美味しくなっている!これはいい!」と、嬉しい驚きとともに賞賛の声が上がっていたそうです。
畑やワインの土台を造り上げた 父ジャコモ氏は既に他界されましたが、彼の哲学を叩き込まれたお嬢さんの手によるパルゴロは、今後も葡萄の樹の成長とともに更なる美味しいワインとなりそうで、そういう意味でも今回の新ヴィンテージはワクワクとした喜びをもたらしてくれました!
天才ジャコモ・タキス、引退間際に完成させた赤
イタリアワインを世界レベルのワインに引き上げた天才醸造家ジャコモ・タキス。
彼が造り上げたワイン サッシカイアやオルネライア、ソライアなどのスーパータスカンはあまりにも有名ですから、ワイン好きの方であれば一度は聞いたことがあるかもしれません。国内だけで消費されることが多かったイタリアワインを世界レベルのワインへと引き上げた彼は1960年代から常にワイン界を先導していましたが、80歳を機に第一線を退きました。
そして、引退とほぼ時を同じくして愛娘とともに立ち上げたワイナリーが今回ご紹介する パルゴロなのです。
家族への愛に満ちた滋味溢れる味わい
「パルゴロ (=子供)」という名を持つこのワイン、ナチュラルで余計な化粧は一切していないもにかかわらず、湧き上がるような力強さを兼ね備えており、実に味わい深く旨みに溢れるワインなのです。
しっかりと樽を効かせた濃厚なワインを造っていた彼が最終章に選んだのはこのスタイルなのか!とハッとさせられるクラシックな味わいのワイン。
栓を抜いてから少しずつ増していく香りはノスタルジーも感じさせる素直に美味しく、口にしていると肩の力が抜けるような滋味のある味わいです。
超少量生産、大切な人のための手作りワイン
このワインが造られる畑はジャコモ・タキス氏の長年の仕事仲間であり、家族ぐるみの付き合いを続けるアンティノリ家から譲り受けた優良畑。その畑の横に今も暮らす彼は、娘にこの貴重な畑をプレゼントしつつ、自らも醸造家としてワイン完成までの道のりを指揮してきました。
ファーストヴィンテージがリリースされた2007年はワインの誕生とともに、愛する孫の誕生とも重なりタキス父娘にとっては忘れ難い年となったようです。
親子二人で手がける感染手作りのワインということもあり、生産本数は5~6000本と非常に少なく、派手な宣伝もしていない特別なワインです。大切な方とゆっくりと楽しみたい上質でピュアなワインです。
アンティノリから贈られた特別は畑
このワインが造られるのはジャコモの長年の盟友「アンティノリ」のピエーロ・アンティノリ氏から贈られた畑です。なくなる直前まで彼はこの畑の向かいに暮らしながら最愛の娘が手がけるこのワインを全面的にサポートし、今まで培ってきた彼の経験の全てをこのワインに注ぎこみました。
畑の広さは1.5ヘクタールでサンジョベーゼが80%、メルローが20%栽培されています。 娘イラリアは畑での仕事をとても大切にしており、「自分の庭を手入れするように丁寧に世話をしている」と公言しています。実際、何度も剪定を行い、一切農薬は使用していません。収穫は全て手作業で行われ、収穫を終えるとその日のうちに醸造が始まります。
時間をかけた醗酵作業ののち、フレンチオークの小樽で18ヶ月ゆっくりと熟成しながら瓶詰めの日を迎えます。
運命的なファーストヴィンテージ
ファースト・ヴィンテージ2007年は、ジャコモにとっての孫、イラリアの息子リカルドの誕生の年とも重なり、彼らはこのワインに「PARGOLOパルゴロ」と名づけました。
パルゴロというのはトスカーナ地方の方言で「子供」という意味です。
毎年変わるラベルデザイン
ラベルには地元とトスカーナに在住するドイツ人画家アナベラ・ディカートによって「こうのとり」が描かれています。
この絵はヴィンテージごとに新しいデザインが採用されています。
深い尊敬と賛辞を受けるジャコモ・タキス氏
2011年、イタリアソムリエ協会によって行われた「ジャコモ・タキス表敬式」に出席した際のジャコモとイラリア。 すでに現役を退いて時間も経ち、イラリアは父がこの式典に耐えられるのか、かなり心配していたようですが、この会では参列した今とときめくイタリアワイン界の重鎮たちから、ジャコモへの心からの賛辞が贈られ、参加者全員が感動のうちに幕を閉じたということです。
この式典のレポートは検索すると色々と出てくるのですが、ジャコモ・タキスがいかに偉大で、人々から敬愛される人物なのかが伝わってきて、そんな偉大な彼が最後の一仕事として、娘とともに造り上げたワインを口にすることができて、幸せだな、、、としみじみ感じてしまいました!
是非、皆様にもこのワインを召し上がっていただければと思います。
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