バローロは、ピエモンテ州を代表する赤ワインで、ネッビオーロ種100%で造られる、長期熟成が可能なイタリア最高級赤ワインです。
19世紀、イタリア統一を果たしたサルデーニャ王国のサヴォイア王家が愛飲していたワインであったことから「王のワイン、ワインの王」と呼ばれるようになりました。
現在においてもその卓越した味わいは変わらず、イタリアを代表する赤ワインとして名を馳せています。
80年代に入ると、マルク・デ・グラツィア指導のもと、フレンチオークなどの小樽を使って短期間による熟成を行う、バローロ・ボーイズと呼ばれる革新的な造り手が台頭するようになりました。
伝統的な大樽による長期熟成に比べ、果実味主体で若いうちから飲むことが出来、主にアメリカ市場で人気を獲得しました。