1968年のラベルは、ボナの作品。イタリア出身のアーティストです。豊穣の「女性のような牡羊」の絵は1952年のラベルと対をなすかのような構図となっています。
シャトー・ムートンは、偉大なる5大シャトーの一角であり、かつ唯一1855年の格付け(当初2級)を1973年に覆し格付け第1級に昇格、名実ともに世界のトップシャトーとして現在も豪華で素晴らしいワインを送り出し続けています。
オーナーは名家ロスチャイルド家、そして格付けを第1級に押し上げるとともにワイン界に多大なる功績を残した名君フィリップ・ド・ロートシルト男爵は、カルフォルニア・ワインの最高峰「オーパスワン・ワイナリー」の共同創設者でもあります。
シャトー・ムートンといえば、アートとの関わりが深く、中でも時代を彩るアーティストや巨匠が描く「ワインラベル」で有名です。ラベルにはムートンの象徴である牡羊や葡萄、ワインを飲むよろこびを表現したものが多くあります。