かつての英国の首相や駐仏米国大使がこよなく愛したシャトー・マルゴー
シャトー・マルゴーの歴史は古く、かつては英国の首相が三ヶ月ごとに4樽(約100ケース)を購入していたり、駐仏米国大使のトーマス・ジェファーソンもシャトーマルゴーをこよなく愛したそうです。
メドック格付け第1級であり、マルゴー村の名を冠した『シャトーマルゴー』このシャトーなくしてボルドーのワインは語れません。
ドラマ「失楽園」で一躍有名になり、高級ワインの代名詞。ワイン好きでなくても、誰もが憧れ一度は手にしたいと言う思いにかられます。
他の5大シャトーに比べ「優美なワイン」と表現され、力強さと繊細さを兼ね備えた、女性的なワインといわれています。
■力強さと優雅さを兼ね備えたボルドー・メドックの赤ワイン。
1855年に開催されたパリ万国博覧会で、数あるワインの中から選ばれた58のシャトーは、オーブリオンを除いた全てがメドック地区のものでした。
そんな高級赤ワインを産出するメドック地区では今でも、権威ある格付けワインが世界中に知られています。
しっかり骨格のある、タンニンの強いカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインから、サン・テステフ辺りになるとメルロの比率が若干高まり、優しさが加わります。
若いうちはタンニン分が豊富でスパイシーな特徴のあるメドックのワインも、熟成と共にエレガントで滑らかで、複雑味が増します。