発酵中のワインにブランデーを添加し発酵を止めることによって葡萄のもつ天然の甘さがアルコールに転化されずにそのまま残り芳醇なコクのある甘口ワインに仕上がるのです。
通常2〜3年、長いものは10年以上の樽・瓶での熟成を経て出荷されます。
一般的に熟成期間が長いほど舌触りがなめらかで深い味わいになります。熟成を減ることによって、舌に残るざらつきがなくなり、粗く溶け込んでいた粒子の粒のようなものは丸くなり、液体に完全に溶け込んでいきます。
ヴァン・ドゥー・ナチュレルは使用する品種や産地によって大きく2つに分けられます。
一つ目は、コート・デュ・ローヌ南部で栽培されるミュスカ種を使ったもの。芳香に富みアロマティックな印象に仕上がります。
もうひとつはルーション地方であ栽培されるグルナシュ種を使用するもの。
アルコール分が強く果実味に富んだ味わいに仕上がります。