貴重なペトリュスの1962年!
シャトー・ペトリュスはフランスのボルドー地方ポムロールに位置するシャトーです。その歴史は古く、18世紀中ごろにはその名が記録されています。
メルロー種を主体に作られるこの偉大なるワインが世界的にも一気に名を上げるようになったのは、アメリカで海運王オナシスが、ニューヨークのレストランでペトリュスを飲む姿が話題になってからと言われています。
畑の大きさは7ヘクタールほどです。現在このシャトーを所有するのはムエックス一族です。 このシャトーにはお城は建っておらず、2階建ての屋敷だけがありますが、これも「ペトリュスにはシャトーはふさわしくない」というムエックスの思いがこめられています。このシャトーに華美なものをもとめず、本質的なワインの実力そのものにフォーカスする姿勢の象徴となっています。
“ポムロールの丘”と呼ばれる丘の最も高いところに位置するこの畑の土壌は、黒く膨潤性のある特殊な粘土が表土に出ており、極上のテロワールとして味わいにもたらされるのです。
このテロワールのニュアンスはメルロー種との絶対的な相性を見せ、芳醇でまろやかなワインとなって、長年にわたり多くのワインラヴァーの心を鷲掴みにしております。
このワインは最低でも10年、良い年のものは20から30年の熟成を必要とします。
そそて、熟成させるほどに、トリュフや湿った土を思わせる官能的な香りが増していき、複雑な風味と微妙なバランスを持つようになります。
あまりのスケールの大きさに、まさに天に昇ったかのような心地になれることでしょう。