メドック第二級!タンニンが豊富な長期熟成型ワイン
レオヴィル・バルトンの歴史はメドックでも特に古く、1638年にモン・モワティエによって始められました。
かつて同じ畑だったレオヴィルが3分割され、現在3つのレオヴィルが存在しますが、3兄弟の中でもカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、タンニンも豊富で、本来の姿が現れるまでにかなり長い時間がかかると言われるワインです。
若いうちは閉じていますが、熟成させると非常にしなやかでエレガントなワインになります。
ボルドーのサンジュリアン村にある、メドック第二級格付のシャトーです。
■力強さと優雅さを兼ね備えたボルドー・メドックの赤ワイン。
1855年に開催されたパリ万国博覧会で、数あるワインの中から選ばれた58のシャトーは、オーブリオンを除いた全てがメドック地区のものでした。
そんな高級赤ワインを産出するメドック地区では今でも、権威ある格付けワインが世界中に知られています。
しっかり骨格のある、タンニンの強いカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインから、サン・テステフ辺りになるとメルロの比率が若干高まり、優しさが加わります。
若いうちはタンニン分が豊富でスパイシーな特徴のあるメドックのワインも、熟成と共にエレガントで滑らかで、複雑味が増します。