マルゴーとポイヤックに挟まれたサン・ジュリアンのスーパーセカンド!
五大シャトーに続く11つの2級シャトーのうち5つが、このシャトー・デュクリュ・ボーカイユが位置するサンジュリアンに存在し、中でもデュクリュ・ボーカイユやレオヴィル・ラス・カーズは、5大シャトーに次ぐ、1級に匹敵する実力のあるシャトーとして、スーパー・セカンドと呼ばれます。
サン・ジュリアンの有名ワインは、格付け第二級のレオヴィル・ラスカーズ、レオヴィル・ポアフェレ、レオヴィル・バルトン、グリュオー・ラローズに、デュクリュ・ボーカイユ、そして第三級にラグランジュ、ランゴア・バルトン、第四級からサン・ピエール、タルボ、ブラネール・デュクリュ、ベイシェヴェルなどがあります。
■力強さと優雅さを兼ね備えたボルドー・メドックの赤ワイン。
1855年に開催されたパリ万国博覧会で、数あるワインの中から選ばれた58のシャトーは、オーブリオンを除いた全てがメドック地区のものでした。
そんな高級赤ワインを産出するメドック地区では今でも、権威ある格付けワインが世界中に知られています。
しっかり骨格のある、タンニンの強いカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインから、サン・テステフ辺りになるとメルロの比率が若干高まり、優しさが加わります。
若いうちはタンニン分が豊富でスパイシーな特徴のあるメドックのワインも、熟成と共にエレガントで滑らかで、複雑味が増します。