熟成による複雑な香り、シルキーなテクスチャー、長い余韻1979年 DRCロマネ・コンティ
ブルゴーニュ最高峰の生産者ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)が手がける「ロマネ・コンティ」は、世界中のワイン愛好家が求める至宝とされています。1979年ヴィンテージは、今では入手困難となった稀少な逸品です。
1979年ヴィンテージの特徴
1979年のブルゴーニュは、全体的に安定した気候条件に恵まれた年でした。適度な降雨と穏やかな気温推移により、ブドウはバランスの良い成熟を遂げました。DRCでは、厳格な選果と伝統的な醸造技術により、ピノ・ノワールの神髄を表現したワインを生み出しています。
テイスティングノート
美しいレンガ色を帯びたルビー色。熟成を経た現在では、ドライフラワー、ドライチェリー、スパイスなどの複雑な香りが広がります。口に含むと、シルキーなテクスチャーと繊細なタンニンが感じられ、エレガントで長い余韻が特徴です。完全に熟成期を迎えているものの、適切に保存されたボトルであれば、まだしばらくは良好な状態を保つでしょう。
ロマネ・コンティについて
ロマネ・コンティは、わずか1.8ヘクタールの畑から年間約6,000本しか生産されない世界最高峰のワイン。13世紀まで遡る歴史を持ち、1631年に「ロマネ」、1760年に「コンティ」の名が加わりました。リリース当初から「リッチで若々しい芳香と深みのある味わい」を持つワインとして評価されています。
生産情報
産地:フランス ブルゴーニュ ヴォーヌ・ロマネ村
生産者:ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
品種:ピノ・ノワール 100%
内容量:750ml
アルコール度数:12.5%
収集価値
1979年のDRCロマネ・コンティは、優れたブルゴーニュのヴィンテージとして知られる1978年の翌年に生産されたワインで、比較的控えめな評価であったものの、時を経て再評価されつつある年です。収集家にとっては、DRCのヴィンテージコレクションを完成させる上で重要な一本となります。このヴィンテージは、クライブ・コーツ氏が称賛するように「ピノ・ノワールの最も純粋で、最も貴族的、そして最も強烈な表現」を体現しています。