カベルネ・ソーヴィニヨン主体のメドック、クリュブルジョア級
実力はメドック格付けワインと同等!
ヴァアラール家所有のシャトー・シサックは、メドック中央部シサックの町の真北に位置し、最高のブルジョワ級ワインを生産しています。
伝統的なこシャトーのワインは、フルボディタイプで、濃紺な暗い色合いを帯びていて、年間約1万8000ケース生産しています。
シサックのワインは若いうちは頑固で近づきがたい印象を抱く。
抑制を効かせつつ、5から6年目に真の個性を見せ始め、10〜15年の長期熟成のポテンシャルを誇る。
シサックのワインは特にイギリスで人気があり、アメリカでの流通量も拡大している。
<ワイナリーの歴史>
1895年、ポイヤックの弁護士であったジャック・モンドンがシサック・メドック村のシャトー・マルティニを購入したことから、シャトー・シサックの歴史が始まります。1897年ジャックが死去しましたが、モンドン家は1899年に同じくシサック・メドック村にあるシャトー・アビエも購入し、この二つのシャトーの土地を合わせて、シャトー・シサックが誕生。1940年、ジャック・モンドンの夫人アンジェルも死去し、娘のジェルメーヌがアントワーヌ・ヴィアラールと結婚しもうけた子ども(つまりジャックの孫)ルイ・ヴィアラールがシサックを相続しました。モンドン家は、他にシャトー・クレール・ミロン、シャトー・アンサイヤンも所有していましたが、シサック同様ジャックの孫たちに相続された後に二つのロートシルト家へそれぞれ売却されました。1968年、現在の代表ダニエル(ルイの娘)が初めてワイン造りに参加し、以来シャトーの経営を行っています。
気品とバランスを兼ね備えた上質のボルドーワインです。