1984年のワイン （昭和５９年）

1984年のカリフォルニアワイン　

1984年のオールド・ヴァイン・ジンファンデルはミディアム・ボディで、ブラックチェリーやレッドカラント、ブラックベリーとかすかなスパイスのアロマがあります。完熟した凝縮感と黒い果実のフレーヴァーと樽の香りがあり、酸味としっかりとしたタンニンのバランスが長い余韻を残します。

ティスティング・ノート
1984年のメルロはミディアム・ボディで、ブラックチェリーやラズベリー、ハーブのアロマが層をなすワインです。チェリーは散りばめられたかすかなスイートバニラや樽のフレーヴァーを映しています。バランスのとれた酸味としっかりとしたタンニンがなめらかでジャミーな後口へと導きます。
へイン・ヴィンヤード （セント･ヘレナ） 畑の概要：マヤカマス山脈の麓に位置するセント･ヘレナにあり、単一畑のワインを生産する事で有名。砂利の多いローム層である事から、ブドウの樹のサイズは中程度だが、収量は少ない。セント・ヘレナの暖かい気候は、甘くジャムの様なフレーヴァーを生むのに最適な環境で、通常収穫期の最初の段階で収穫する畑。ニッケル＆ニッケルでは3.6ha（9エーカー）の畑のブドウを使用。 ティスティング･ノート： たっぷりとしたチェリーやブラックベリーのフレーヴァーが樽から来るヴァニラやスパイスと良く溶け合っている。瑞々しく深くジャムの様な果実が絹のような最初の口当たりから徐々に広がり、一方でタンニンはリッチで長い後味をサポートしている。 ケルハム・ヴィンヤード （オークヴィル） 畑の概要：マヤカマス山脈の麓に位置するセント･ヘレナにあり、単一畑のワインを生産する事で有名。砂利の多いローム層である事から、ブドウの樹のサイズは中程度だが、収量は少ない。セント・ヘレナの暖かい気候は、甘くジャムの様なフレーヴァーを生むのに最適な環境で、通常収穫期の最初の段階で収穫する畑。ニッケル＆ニッケルでは3.6ha（9エーカー）の畑のブドウを使用。 ティスティング･ノート： たっぷりとしたチェリーやブラックベリーのフレーヴァーが樽から来るヴァニラやスパイスと良く溶け合っている。瑞々しく深くジャムの様な果実が絹のような最初の口当たりから徐々に広がり、一方でタンニンはリッチで長い後味をサポートしている。

1984年の作柄・出来　

日本ではバブルといわれる空前の好景気が始まろうとしていたこの年、ヨーロッパでのワインの作柄はあまり芳しくありませんでした。
ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ、ロワール、アルザスといったフランスに留まらず、イタリア、スペインにおいても天気は良くなく、あまり良い年として記憶されていません。

ボルドー（Bordeaux）
多難な年だったと言われ、収穫は非常に少なく、ワインの生産量も激減しました。
年の初めの異常気象、摘み取り時期の豪雨が影響してメルローは収穫量が非常に少なかったよう。
不作で量があまり出ていないせいか、ワイン自体の値段は少々高めになりました。

ブルゴーニュ（Bourgogne）
ブルゴーニュにとっても厳しい年、天候不順により生産量も少ない年となりました。

ヴィンテージチャートはあくまでも目安

ヴィンテージチャートで最悪の年でも飲んでみるととても美味しいものが結構あります。　弊社でもオフ・ヴィンテージ（出来の悪い年のワイン）をあける事がございますが、その中でもひときわ美味しく熟成されたものに出会う事が少なくありません。　
日照量が少なく、糖度が上がらず、酸ばかりが目立ってしまったワインが、長年の熟成とともに、その酸が上手く作用して美味しい塾生に貢献したとも考えられますし、また同じ地域でも生産者によって収穫された日などによる葡萄の状態の違いや生産技術による違い、それら数多くの要素によって味わいや美味しさは異なります。
ヴィンテージチャートはあくまでも作られた当時のその年の評価。　実際に熟成してみたら美味しくなったと言うワインも多々あるためあくまでもひとつの指標としてお考えください。

今年（2024年）に40歳を迎える方の生れ年ワイン

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