オーメドックの北部のサンテステフ村はポイヤックの真北に位置し、カベルネ・ソーヴィニョンにとって理想とする砂利質の土壌と、メルローに最適な粘土が混じった土壌が交互に入り乱れている。
殆どのシャトーではこれら両方のブドウを栽培しており、ブレンドすることでお互いの足りない部分をを補足し合っている。
メルローの持つ丸みや柔らかさ、フレッシュさとカベルネ・ソーヴィニョンの果実の濃さ、強靭なストラクチャーのブレンドにより、各シャトーの個性を作り出している。
5つの「クリュ・クラッセ」に格付けされたものがある他、多くの「クリュ・ブルジョワ」があり、これらは価格以上の高品質なワインであることも多い。