サンジュリアン村 メドック格付代2級
グリュオー・ラローズのラベルには、「王のワイン、ワインの王」と記されています。
1778年に死去した初代オーナー、グリュオーの娘婿であり、シャトーを引き継いだジョセフ・セバスチャン・ド・ラ・ローズに由来する言葉です。
伝統があり、古典的なスタイルを守っているボルドーの生産者です。
1757年、点在する葡萄畑をグリュオー家が買い集め創設したのがシャトーの始まりです。そのワインは1級のシャトーに次ぐ価格で取り引きされておりは、王のワインに相応しい風格と名声を得ておりました。
その後、ラローズ家が相続し、1867年には、サルジェ家とベトマン家(後にフォーレ家)に分割されますが、コーディア社によって、1917年と1935年にそれぞれ分割されたシャトーを購入して再統一されました。
1988年以降は所有者がいくつか変わり、1997年ベルナール・タイヤン・ヴァン社(メルロー家)の手に渡りました。サンジュリアンでも内陸がわに点在する66区画にもわかれている畑から造りだされるワインは、力強い仕上がりで、安定感があります。