ジュブレ・シャンベルタンの顔『アルマン・ルソー』
造り出すワインの質はどれも高く、筆舌に尽くし難い。
所有する特級、1級畑の面積の広さも特筆に価し、ドメーヌの総面積14ヘクタール弱のうち、半分以上の8ヘクタールをシャンベルタンやクロ・ド・ベーズ等のジュブレ・シャンベルタンの顔とも言うべき特級畑が占め、他にも1級畑が3.5ヘクタール、村名畑は2ヘクタール強です。
さらに、畑に植えられているブドウの樹齢が高いことも特徴の一つで、大半の畑の植付けは第2次世界大戦以前で、1級畑のクロ・サン・ジャックに至っては何と1924年という古さ!
ドメーヌ全体の平均樹齢は45年以上になります。樹齢が高いうえに、ヘクタール当たり25〜35ヘクトリットルという低収量で収穫されるブドウは凝縮度が高く、濃密である。
新樽の比率は基本的にはクロ・ド・ベーズ、クロ・サン・ジャックが100%、その他の特級は80%前後です。
出来上がるワインは滑らかで品があり、各要素のバランスのいい完成度の高いもので、このドメーヌの名声の高さを如実に物語っています。