非常に純粋でオーブリオンらしいヴィンテージとなった1999年
ミネラルに溢れバランスの取れた非常に純粋でオーブリオンらしいヴィンテージとなった1999年ヴィンテージ。
PPは93点、エレガントで余韻も長く、完成度が高いと評価も高く、非常によく出来たヴィンテージです。
シャトー・オーブリオンは、ボルドー地方グラーヴ地区(特級・ペサック・レオニャンAC)にありながら、唯一メドックの格つけに選ばれ、かつ、トップである第一級、5大シャトーのひとつです。。
厳密に言うと1855年に行われたこの格付けでは、ボルドー「メドック地区」の格付けだったはずなのですが、シャトー・オーブリオンは唯一そこの地区以外からエントリーされ、その上トップの格付けを得ているのです。1855年の時点で既に、無視することが出来ないほどの実力を持っていたということなのでしょう。
ボルドー市の南、ガロンヌ川左岸に広がる大きな地域がグラーヴ地区にあたります。
中でも優れたブドウ畑は北部に集中しており、ぺサック・レオニャンという独自のアペラシオンを取得し独立しました。
上質なカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインと、ソーヴィニヨンブランとセミヨン種で造られる辛口の白ワインを生み出します。
5大シャトーの中でも最もエレガントで複雑だと評価が高く、世界のワインファンを魅了するワインです。