破格の当たり年のムートン
2000年のシャトー・ムートン・ロートシルトは、破格の当たり年のムートンと言われており、非常に人気の高いヴィンテージとなっています。
ボトルには金色の彩色を施した羊が彫られています。
シャトー・ムートン・ロートシルトはボルドーの5大シャトーのひとつで格付け第一級のワインです。しかし、1855年、最初に格付けが行われたときには格付け2級となってしまった歴史があります。これについては、政治的な嫌がらせがあったとも言われていますが、この事実に憤慨した当主はたゆまぬ努力を続け、さらなる品質向上に取り組みました。その結果、20世紀になり格付け第一級を獲得しています。
この事実について、当時の当主は「ムートンは1級となったけれど、かつてから何も変わってはいない。ムートンはムートンでしかない」と言い放ち、その言葉は現在でもボトルのラベルに書かれています。