シャトー・マルゴはフランスのボルドーワインの格付けにおいて5つしか存在しなし、第一級を獲得している偉大なワインであり、大変な人気を誇っています。
2003年のボルドー地方は例年にない猛暑を記録した年であり、ワインにも黒い果実やローストしたような熟した果実の香りが立ち込めていましたが、熟成とともに赤い果実にフローラルな要素とスパイシーさが加わりハーモニーを見せ始めました。
若いころにはタニックで非常に引き締まった印象がありましたが、この個性がシルクのような滑らかな飲み口へと変化していくはずです。
深み、余韻ともに素晴らしいワインへと進化していくのが楽しみなヴィンテージです。