〜祖父から孫へ〜
ドメーヌはポマール村に位置し、ボーヌ村とポマール村にピノ・ノワールとシャルドネ合わせ合計4ヘクタールの自社畑を所有する小規模ドメーヌ。ピエールは小さい頃から祖父ミシェルのそばでずっとワイン造りを見てきました。前当主のミシェルから、彼に本格的に世代交代したのは2020年から。(2019年もピエールがすべての醸造を担当しました。)ピエールは15歳からリセ・ヴィティコル(ワイン高校)で学びながらビオディナミで有名なヴォルネイのドメーヌ・ラファルジュで3年間研修をし、さらにCCFPPA(ワイン専門の職業訓練校)のワインの責任者コースで学びながら、オーセイ・デュレスのドメーヌ・テール・ド・ベルで2年間研修後、ミシェル・アルスランで働き始め今年で7年目になります。ドメーヌの運営はピエールと婚約者のシャルロットの二人で行っています。まだ若いピエールですが、真面目で優しく素朴な人柄で好感を持てる期待の若手生産者です。畑はギュヨサンプル仕立て。リュット・レゾネ。科学農薬散布や化学肥料の使用はしないなど、実質はビオロジックですが認証は得ていません。
赤ワインぶどうはすべて手摘みされ、醸造所へ運ばれ手で選果、全除梗、自然酵母。ルモンタージュとピジャージュを交互に行います。空気圧プレス機でロングプレス、その後ジュースはステンレスタンクへ移され醸造所の自然な温度下で約15日間のアルコール発酵の後、樽へ移されマロラクティック発酵まで進みます。バトナージュなし。レジョナルから1級まで全て22ヶ月の樽熟成。新樽使用比率は、1級クラスでで30〜40%まで。ヴィラージュクラスで15〜20%まで。