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ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィス

輸入元割り当て限定品
緊急再入荷!

知る人ぞ知る初ヴィンテージ

エジュランジャイエから引き継いだ
あの噂の畑

ドミニク・ローランと息子の共同作業
ドメーヌ物はひと味もふた味も違う!

(赤)ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィス 
シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー 2009

(フランス/ブルゴーニュ地方、シャンボール・ミュジニー:ピノ・ノワール100%:赤ワイン)

特別価格 7,360円(7,728円税込)

完売しました

 

輸入元割り当て限定品

確保しましたーーー!!!輸入元割り当て限定品!

ブルゴーニュ屈指のネゴシアンであるドミニク・ローランが、息子のジャン・ローラン氏と開始したドメーヌ、ドメーヌ・ローラン

待っていました、09ヴィンテージ!

エジュラン・ジャイエより引継いだ畑のキュヴェが初入荷です

グラン・クリュは既に輸入元で完売してしまっておりますが、私が一番楽しみにしていたキュヴェがこの「シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー」

先日09お披露目試飲会で頂いたのですが、これがまた期待以上に美味しくって!!!自分も心底、買っておきたいと思うワインです。

出回る数も少なく、知る人ぞ知るこの初ヴィンテージ、今はこのお値段ですが、これから価値はどんどん上がっていくと思います。

正直、全量買い占めても後悔のないお買い物なのではないかと・・・!!!

輸入元でも各部署割り当ての限定品との事で、只今新たに追加オーダー相談中ですが、確保できるか分かりません。

 

 

 

エジュランジャイエから引き継いだ畑
出回る数も少なく、知る人ぞ知る初ヴィンテージ

ドメーヌ・ローランがエジュラン・ジャイエの畑を譲り受けたと言う話は、どれ位の方がご存知でしょうか?

初ヴィンテージの09年は先週公にお披露目試飲会が行われたばかり。おそらくまだあまり知られていないことなのかもしれません。

にもかかわらず、2009年産のクロ・ヴージョ、エシェゾーは既に輸入元で完売。

クロ・ヴージョとエシェゾーはラストビンテージとなるエジュラン・ジャイエとドメーヌ・ローランが収穫を折半した為、両者ともに数量は少なかった事もありますが、すごい人気っぷりです。

 

 

特級畑に囲まれたエリア
シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー

そんな中確保した今回の「シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー」

実はこちらも輸入元でも各部署割り当ての限定品との事。

「ラ・コンブ・ドルヴォー」のは特級ミュジニー(ル・プティ・ミュジニー)と特級エシェゾー、一部はクロ・ド・ヴージュ上部に囲まれた場所に位置しています!!

その一部の区画はミュジニーとして認められる部分もある程で、ペロ・ミノ、フェブレ、アンヌ・グロと言った大御所生産者が畑を所有しています。


09お披露目試飲会で一番美味しかった

そしてこれがまた期待以上の美味しさで!

香りは甘く濃厚な果実の香りと、華やかな薔薇の香りスパイスの香りが加わって、複雑で妖艶

ブルーベリーやブラックベリーなど黒系果実の香りと、カシスやラズベリーなどの赤い凝縮感のある果実の香り、香りだけでしっとりとした密度の濃さを感じさせる深みがあります。

口に含むと良質なシャンボール・ミュジニーらしい、目の詰まったベルベットな口当たり

グリオット、カシス、ブラックベリー、厚みがあり、飲み応えがありながら、香りはエレガントで華やかでバランスがとっても良くてうっとりです。

ビロードのような滑らかさ、緻密なタンニンを持った芸術的な味わいです。

 

 

ブドウが自然で健全な状態にあり、樹齢も高い事が契約の決め手だった

アンリ・ジャイエの親戚、エジュラン・ジャイエ

エシェゾーの畑はエマニュエル・ルジェ、ジャイエ・ジルに隣接、看板ワインのクロ・ド・ヴージョは『アンリ・ジャイエの偉大なるワインと同じくらい、 魔法にかかったような素晴しいワインを生産している』とパーカーが大絶賛したと言います。

今回09年ヴィンテージよりドメーヌ・ローランが畑を譲り受けたのは、アルフレッド・エジュランと20年来の友人であったこと、またブドウが自然で健全な状態にあり、樹齢も高い事が契約の決め手だったと言います。

化学肥料や除草剤、防虫剤を使用しない有機栽培、畑はビオの資格を得ており、ドメーヌ・ローランもまた、その自然な農法を実践しています。

クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ 

 

 

ドミニク・ローランと息子の共同作業
ドメーヌ物はひと味もふた味も違う!

ブルゴーニュ屈指のネゴシアンとして知られるドミニク・ローランが2006年に息子のジャン・ローラン氏と始めたドメーヌ、ドメーヌローラン。

数年前インポーターさんがドミニク・ローラン氏に「将来の夢は?」と質問したところ、「ネゴシアンからぶどう畑の栽培者になって、1haの小さい畑で年間3000本〜4000本のワインを大事に造っているおじいちゃんになりたい」と答えていたそうです。

その夢が現実化され、栽培から醸造、瓶詰までの作業を全て一貫して行うドメーヌ物が誕生したのです!

「ドメーヌ物は家族の味がするだろう!!」とドミニク・ローラン氏も今までにない力の注ぎ様です。

 

全て有機農法、樹齢80年程の古樹が中心

息子ジャン・ローランモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻

6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。

ドメーヌの栽培は全て有機農法。

少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと

肥料なしの畑は、生産を安定させ当初よりずっと進化しています。

 

 

「新樽200%」 は過去の話・・・
ドミニクは常にベストな樽使いで上品なブルゴーニュを作り続けています。

ところでドミニク・ローランというと、「新樽200%」のイメージが強すぎて、いまだにそのキャプションがついてまわっています。

ところが!彼のワイン造りは常に進歩しているのです!

今や「新樽200%」 は過去の話。樽は新旧が大切なのではなく、材質へのこだわりが大切、と考える彼は、実際、樽製造の会社まで立ち上げ、樽の効用に着目し研究を重ねています。

また、それと同時に、近年ではよりテロワール、葡萄本来の力に重きをおくスタイルに変化しています。

毎年飲むたびに「ピュアでエレガントな味わい」と感じます。

 

 

2012年ドミニク・ローラン来日試飲会&セミナー

最後に、輸入元さんから、先日のセミナーの内容を頂きましたので、下記にご紹介させていただきたいと思います!ご興味ある方は下記ご覧下さいね。 2012年ドミニク・ローランセミナー

(赤)ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィス シャンボール・ミュジニー ラ・コンブ・ドルヴォー 2009
Domaine Laurent Pere & Fils Chambolle-Musigny La Combe d'Orveau

(フランス/ブルゴーニュ地方、シャンボール・ミュジニー:ピノ・ノワール100%:赤ワイン)




1本(750ml)

7,360円
(7,728円税込)


お買得!2本セット

14,480円
(15,204円税込)


お買得!6本セット

42,960円
(45,108円税込)

緊急再入荷!

完売しました

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産地 フランス/ブルゴーニュ地方、シャンボール・ミュジニー
品種 ピノ・ノワール100%

他のワインも同梱OK。
ケース買い(12本)だと送料350円の割引
送料割引システム

☆☆☆ テイスティングコメント ☆☆☆

香りは甘く濃厚な果実の香りと、華やかな薔薇の香りスパイスの香りが加わって、複雑で妖艶

ブルーベリーやブラックベリーなど黒系果実の香りと、カシスやラズベリーなどの赤い凝縮感のある果実の香り、香りだけでしっとりとした密度の濃さを感じさせる深みがあります。

口に含むと良質なシャンボール・ミュジニーらしい、目の詰まったベルベットな口当たり

グリオット、カシス、ブラックベリー、厚みがあり、飲み応えがありながら、香りはエレガントで華やかでバランスがとっても良くてうっとりです。

ビロードのような滑らかさ、緻密なタンニンを持った芸術的な味わいです。

やはり王道の組み合わせ、鴨肉には一度合わせていただきたいです。

(2012年5月太田テイスティング)

「エシェゾーの最後の部分に接しているこの区画は、とても良い収穫高だ。ワインは肉付きがよく、深みがあり、特に細かなピノ・ノワールだけが表現できる、口にした時のシルキーな口当たりで、その素晴らしさを実感することが出来る。多様な能力を持つシャンボールだが、天性の気質を備えている。長い期間かけて、カーヴで美味しくなってゆくだろう。」

(輸入元資料:ドミニク・ローラン氏コメント)

 

2012年もまた、輸入元さんからセミナーの内容を頂きましたので、下記にご紹介させていただきたいと思います!ご興味ある方は下記ご覧下さいね。

(以下輸入元資料)

2012年ドミニク・ローラン来日試飲会&セミナー

皆様ようこそいらっしゃいました。

私自身のブルゴーニュのワインに対する考えを聞いたいただける機会を設けていただいたことを嬉しく思います。

私のワインにつきまして色々なことが言われています。
昔ながらの手作業の醸造方法で生産されたワインは造り手の性格に似てきます。
機械工業的に造られたワインは機械的な味わいがするものです。

私のワインの特徴を表現すれば、「誠実さ」「寛大さ」という2つの言葉を上げたいと思います。

(映像の説明、別紙にて)

これからテイスティングの合間に、私の醸造哲学をお話ししたいと思います。
通常とはかなり真逆の醸造哲学を持っているということがお分かりいただけるのではないかと思います。

1.ドメーヌ・ローラン クレマン・ド・ブルゴーニュ ウルトラ・ブリュット

クレマン・ド・ブルゴーニュ ウルトラ・ブリュットになりますが、これはドザージュなしのクレマンです。

通常ブルゴーニュでクレマンを作るとなると、まずは収穫量を高めた上、早い段階で収穫するということを行うのが一般的です。ですが、私はそれらのものとは全く逆の方法でこのクレマンを造りました。

まず収穫高を極力抑え、収穫時期も出来るだけ遅くしました。こちらはブラン・ド・ブランです。シャルドネとアリゴテを使っています。ワインは樽熟成をさせています。二次発酵までにかなり長期に熟成させています。その後、シャンパーニュと同じように、15ヶ月間シュール・リーの状態で保存しておきます。
収穫が非常に熟した状態で、そして凝縮したぶどうを手に入れることが出来ましたので、ワインは非常にピュアなものになっています。ドザージュも一切していませんが、酸味だけが際立つということのない仕上がりになっていると思います。

まだ今の段階ではアロマの中に発酵に由来する香りが残っています。これはまだボトリングして間もないためです。しかししばらく時間が過ぎれば、この香りは皆さんが好まれる、グリルしたブリオッシュの香りに変化していきます。

このクレマンをご紹介するのは初めてですので、是非皆様のご意見をい聞かせいただきたいと思います。

2.ドミニク・ローラン ジュヴレ・シャンベルタンVV2009年

こちらはジュヴレ・シャンベルタンのヴィエイユ・ヴィーニュとなります。

こちらのアイテムの印象は、『家族』的なワインであるということだと私は思っています。なぜかというと、このキュヴェに使っているワインのうち、私が醸造しているのは60%、残りの40%は私の妻であるシルヴィ・エモナンが醸造しているからです。
こちらの銘柄のブレンドはとても興味深いものになっています。といいますのは、このワインはジュヴレ・シャンベルタンにある全てのヴィラージュが入ったようなブレンドになっているからです。

私が醸造しているのはブロション側のパワフルな味わいを持つ区画のワインです。マジシャンベルタン近くにあるプルミエクリュのワインを20%ブレンドしており、ワインに気品を与えています。この区画も私が醸造しています。

私の妻が醸造している40%は、グランクリュ側からは下にある地域、村から出たあたりのぶどう園のものを使っています。このあたりのワインはかなり多くの性格を表現しているワインになります。このワインに複雑味を添えたり、洗練された部分を添えたりしているのは、妻が醸造した40%分になります。

非常にリッチでパワフルなワインですが、その中に微かにカシスの香りが感じられると思います。このカシスの香りが感じられるのは、除梗していないぶどうを使っていることによるものだと思っています。このような醸造法を私がとっているのは、今から1000年程前、初めてこのブルゴーニュでワインが造られた時には、全く除梗しない状態でワインが造られた、という昔風の造り方を重視しているためです。この除梗しない方式というのは、温度を高めなくても発酵槽の中で発酵は進んでいく、というメリットがあります。

こちらは10年後に最高の飲み頃に達するのではないかと思いますが、長熟と言われるビンテージにも関わらず、今飲んでも既に美味しいワインになっていると思います。

3.ボーヌ・プルミエクリュVV2009年

3番目のワインはボーヌ・プルミエ・クリュ・ヴィエイユ・ヴィーニュです。

今日このワインをテイスティングセミナーとしてお選びいただいたことは非常に嬉しいことです。
このワインは、私が初めてワイン造りを行った時の銘柄だからです。その当時も今と同じ、この黒いラベルでした。
この黒いラベルの銘柄は、ドミニク・ローランが創業当初、20年ほど前から作っている銘柄です。
今は亡くなってしまいましたが、私が師と仰いだ老いたワイン生産者、その造り手の造り方に従って造ったワインです。昔ながらの伝統を遵守し、除梗していないぶどうを使っていること、そしてぶどう樹の栽培も、非常にシンプルで昔ながらの栽培方法をとっているということ、つまりは私のお気に入りのワインの一つなのです。

ブルゴーニュの中でも近代化が進み、今まで行われていた古い栽培方法が失われていく、そんな中で私は30年前にこのワイン、そして後に師と呼ぶようになったこのワインの生産者と出会いました。

50年に渡り近代化の中で失われてきた様々な伝統的な手法、木の発酵槽を使うということなど、それら昔ながらの手法で造ったワインです。
もちろん除梗しない状態のぶどうの房を使い、そして非常にシンプルに、昔ながらの発酵方法、何の添加物も加えずに発酵を迎えさせ、そしてワインに仕上げていく、という方法で得られたワインです。

口に含みますと、優しさを感じるワインです。そして、コート・ド・ボーヌの、燦々と日が照っている、そんな太陽の味わいというものを感じます。50年間に失われてしまったもの、それら全てがこのワインには感じられます。つまり、どれだけぶどうが自由に育てられているか、ぶどう園に風が行き交っているか、そして丁寧に耕された畑であるか、今はそういったことを遵守する人が少なくなり、消毒剤だらけの栽培ということが多くなっています。しかし私が譲り受けた畑というものはその昔のままの、天然の状態でありました。なぜならそれを所有していた人が、私が譲り受けるまで昔ながらの方法でその畑を維持してくれていたからです。

このワインには大きな信頼を寄せていただいても、その信頼に答えるワインだと思います。まず、2009年という偉大なビンテージのものであるということ。今飲んでも美味しいワインではありますが、良い状態で保存していただければ20年から30年は美味しいまま生き続けるワインです。

今そのぶどう園を維持しているのは、私が師と仰いだ方の息子さんです。その息子さんのところに行くたびに私は古いワインをテイスティングさせてもらうことをお願いしています。84年とか77年のものなど、それらは今飲んでも私に若々しい印象をもたらしてくれます。ですから今日のこのワインも、非常に若い印象を保ちながらもより美味しくなっていくことを、皆様にお約束できます。

それでは、最後のアイテムです。

4.ドメーヌ・ローラン クロ・ヴージョ スイ・ジェネリスVV2009年

スイ・ジェネリスはラテン語で、自分にしか似ているものはない、という意味のラテン語です。
こちらのワインをテイスティングしていただけると、今までのワインとの違いを如実に感じていただけると思います。私はこのワインをテイスティングすると、これは本当にそのテロワールというものを感じさせるワインだとその度に感じます。ブルゴーニュのテロワールというものには多くの等級がありますが、非常に等級の高いテロワールが表す高貴な部分というものがふんだんに現れているかと思います。

まずこちらのワインですが、2つの特徴を上げることが出来ると思います。このピノですが、非常に細かな、非常に小さな実をつけるというピノの種類になります。また収穫高ですが、法定で許された量の約半分、1ヘクタールあたり25〜30ヘクトリットルを造っています。

先程スライドでの御覧頂いた通り、こちらはクロ・ヴージョでも高い場所にある区画、グラン・エシェゾーに接する場所にある畑のものです。私が所有している70%の区画ですが、こちらは昔、最高の位のカトリックの司祭だけが飲むことを許されたという区画になっています。

私が所有しているクロ・ヴジョの区画ですが、12世紀以来細かく分断されてきました。私が持っている区画はプランタ・アベという区画です。このプランタ・アベというのは司祭専用のぶどう園、ぶどう区画、という意味があります。当時司祭の中で最高の位を持った司祭が飲むワインとして使われ、また同時にミサ用に使われたワインでもありました。そしてその区画の周りにあります区画は、ちょうどシャトーの周りに広がる区画になるのですが、こちらの区画はやはり司祭のための仕様になっていたのですが、その司祭服というのが、白い司祭服の司祭、最高の位より一つ下の位の司祭が使えるという畑でした。

そして、のこり、最も大きな構成を占める部分ですが、こちらは茶色い服を着た僧侶達の使用する区画でした。茶色い服の司祭達は畑を耕す担当でもあったわけです。

このワインは非常に若い状態にも関わらず、既にトリュフの香りが感じられるワインとなっています。土の中にある植物を感じるワインです。まだ若い段階で土の中の植物の香りを感じられるというのは非常に珍しいと思います。またタンニンですが、そのワインの中のフルーティな部分、フローラルな部分をやさしく包んでいるタンニンが感じられています。

もちろんフランスにはこういったワインに関する法律がありまして、特にグランクリュというのは細かい規制で縛られておりますけれども、その法律がグランクリュに指定しているところのクロ・ヴージョの部分のものは、若いうちにはかなり固く閉じた遺伝子を持っているものが通常とされています。

特にクロ・ヴージョなんですが、こちらは第二の誕生と呼ばれる時期を迎えるワインという点で有名でもあります。つまりそのワインが10年ほどたった時に、急に一気にアロマが爆発的な状態で出てくる、大体8年から10年くらいの間のすぱんがありますが、ある日突然そのようなアロマというものがふんだんに溢れでてくるという性格を持っています。

こちらのように非常に優しく育てられたクロ・ヴージョでありましても、やはり10年くらいの間は
表現力が控えめであるというクロ・ヴージョの特徴を持っています。そしてその第二の誕生の時期を迎えますと非常にフローラルな香り、これは野生のバラですとかオードローズの香りが大変芳しく漂ってくる、異常にクロ・ヴージョらしい展開になってきます。

大変偉大な年のワインですので、10年くらいはその段階に至るまでにかかるかな、と思っています。

 

 

ドメーヌ・ローラン
Domaine Laurent Pere & Fils

(以下輸入元資料)

ブルゴーニュ屈指の醸造家として知られるドミニク・ローランが2006年に息子ジャンと始めたドメーヌ。息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻。6年前から父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。

ドメーヌの商品は、2006年が初ヴィンテージとなり、フランスに先駆けて日本で先行販売されました。
ドミニク氏は日本での素晴らしい成果が市場での信頼とフランスでの前途の有望性を確信させてくれた、と言います。

ドメーヌの栽培は全て有機農法。肥料なしの畑は、生産を安定させ当初よりずっと進化しています。現在約9haの畑を所有、ラインナップは全13種となります。

毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いこと。樹齢80年程の古樹が中心です。ぶどうは除梗せず全房発酵され、瓶詰めまでSO2は添加せず、補糖は一切行いません。ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。

ニュイサン ジョルジュ "レ・カトル・ヴィーニュ" Nuits St Georges "Les 4 Vignes"
シャンボール・ミュジニー "ラ・コンブ・ドルヴォー" Chambolle Musigny V.V."la Combe
エシェゾー "アン・オルヴォー" Echezeaux V.V. "en Orvaux"
クロ・ヴージョ "シ・ジェネリ" Clos Vougeot V.V."sui generis"

18年間の契約でヴォーヌ・ロマネのエジュラン-ジャイエ ファミリーのドメーヌを譲り受けました。

1993年以降毎年、ニュイサンジョルジュ ヴィラージュとプリミエ クリュ、シャンボール・ミュジニー、エシェゾー グランクリュ コンブ ドルヴォーに広がるこの素晴らしいドメーヌ、またクロ・ヴージョ(その0.5haはモーぺルテュイに位置する)で造られたワインを買ってきました。

アルフレッド・エジュラン72歳、彼は若いときから彼自身、そして彼の父とともにこれらの区画を耕してきました。彼らは昔からニュイサンジョルジュ プリミエクリュの古い畑のとても繊細な木を接ぎ木してきました。 そのうちエシェゾーだけはマドレーヌ・エジュラン-ジャイエの所有で、それらのすべての木が例外なくとても繊細でとても古いピノでした。

私たちはこれらの畑を、化学製品を使用せずに耕していくつもりです。これはアルフレッド&マドレーヌ・エジュランがやってきた事であり、そして彼らの助言であり、その畑はビオの資格を得ています。
つまりこのやり方は私たち自身が確信を持って私たちの畑でやってきたことと全く同じなのです。

2009年11月24日
ドミニク ローラン

 

 

 

ドミニク・ローラン
Dominique Laurent

1956年生まれ。パティシエから転身し、1970年代後半からワイン業に携わる。ネゴシアン業をスタート
したのが1989年。ブルゴーニュの老名人達から学んだ黄金時代のワイン造りを基礎としつつ、独自の
醸造方法を確立、実践しています。

そのこだわりは、ヴィエイユ・ヴィーニュの使用(50年以上が基準)、自作の樽(マジック・カスク)による熟成、最小限のSO2使用、ノンフィルターなど。近代的な技術に頼らない自然で伝統的な醸造法によって、今ではブルゴーニュを代表する地位を確立しています。

ロバート・パーカー「ワイン・バイヤーズ・ガイド第7版」にて5つ星の評価。ブルゴーニュ赤ワインの生産者で、ネゴシアンとして5つ星を獲得しているのはドミニク・ローランを含めて僅か3軒です。

ヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)の壮大なアペラシオンから自作の樽の使用など、まさに"オートクチュール"なワイン造りをしているネゴシアンのラインナップは全35種(2009年産日本での販売数)。

以前は、約60アイテム程あったラインナップを約40程に凝縮。ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール、ボーヌ、ポマールなどのヴィラージュワインの中には沢山のプルミエ・クリュをブレンドしています。

ドミニク・ローラン氏が、「もはや新樽200%は必要ない」「新樽200%というネーミングは返上する!」と言い切っていたのは2006年。

長年の研究の結果、上質な樽材を用いることで旧樽であっても新樽と同じ、あるいはそれ以上の効果が得られることがわかったそうです。

さらに旧樽のほうが樽に移した最初の時点から安定した品質が保てるとのこと。

つまり、上質なワインを完成させるためには樽の新旧が大切なのではなく、材質へのこだわりが大切、上質な樽材を用いることが重要とのこと。

そういう意味でも彼の研究成果「マジック・カスク」は完璧だそうです。

マジックカスクの原料になる樫の木
※マジックカスクの原料になる樫の木

翌年、07年のセミナーでは、こんな言葉を残していたのが印象的でした。

「私は今、ブルゴーニュのテロワールの強さを30年経って再認識している。

30年前と言っていることが違う、と言われればその通りだが、今は、

テロワールのエッセンスをどれだけ表現できるかが大事であり、造り手はその後ろに隠れるべきと考えている

セミナー
熱く語るセミナー中のドミニク氏


2011年もまた、新ヴィンテージ08のお披露目と共にセミナーで色々と熱く語ってくださったドミニクさん。今年は私、残念ながら予定がつかず伺えなかったのですが、そのセミナーの様子を輸入元の営業さんから色々伺う事が出来ましたのでご興味ある方は下記ご覧下さいね。

(以下輸入元資料)

2011年ドミニク・ローラン来日試飲会&セミナー

セミナー冒頭の挨拶ではまず、大震災による被災を受けた日本に対して触れていたドミニク・ローラン。

「日本には親しい友人も多く、とても心配していた。心からお見舞いを申し上げたい。そしてこの困難な状況の 中、来日することが出来、こうしてお目にかかれたことがとてもうれしい。困難な状況に寄り添うのが真の友人だと思う。」

と話してくれたドミニク。セミナーでは、2008年ヴィンテージの話を 中心に、畑やドメーヌの現在を語ってくれました。


・畑やドメーヌについて

葡萄生産者からワインを購入し、少量で多銘柄を生産 するメゾンラインと並行して、息子のジャンとともに始めたドメーヌも新たに畑を購入し、拡大しています。ドメーヌでは樹齢の高いブドウ樹を有機栽培し、基本的に除梗せず全房発酵をさせています。樽での熟成もメゾンに比べると約半分の10 ヶ月〜12 ヶ月と短めです。それでもワインには十分に熟成感があり、葡萄の持つ深みや細かな特徴が伝わるワインを目指すのがドメーヌのスタイルのようです。彼は語ります。

「私自身は、選果をしないこと、除梗をしないこと、滓引きをしないことがワインのおいしさにつながると確信している。食用の葡萄とワイン醸造用の葡萄は違うということを良く理解していない人間が選果作業をした場合、食用葡萄の判断基準で、ワイン造りにとって素晴らしい葡萄を捨ててしまいかねない。食用葡萄の糖度は8〜9度なのに対し、ワイン用は13〜14度もある。しわしわで、一見腐ったようにも見える、ドライいちじくのような葡萄がワインにするにはとても良いものなのだ。ただしメゾンの場合、収穫時に除梗をする、しないは生産者に委ねている。生産者が除梗してのワイン造りに慣れている場合には、無理に除梗させるよりもメリットがあるからだ。滓引きをしないでワインを造ることはとても難しいし、テクニックが必要だ。リスキーでもある。しかし、私にはかつてワイン造りを教えてくれた生産者から教えられたテクニックがあるので、ボトリングをする時の1回だけ滓引きをするだけだ。
SO2 はボトリングの時にすら使用しない」

ワイン造りをする上で、「必要」だと思われている作業もワインのおいしさを損なうものであれば控える、ブルゴーニュでの昔からの醸造方法の良い部分はかたくなに守りぬくという信念が伝わってきます。「○○をしない」と「しない」ことを積み重ねていくスタイルをドミニク は「引いて引いて、よりピュアなものが出来る」と表現していました。簡素な美しさを良とする引き算文化の日本にとっては共感できる人が多いのではないでしょうか。

除梗をする、しないの話については、新たにメゾンからリリースされた、ジュヴレ・シャンベルタ ン・ビオについての話を聞いているときに生じた「除梗をしないほうがおいしいワインにつながると言っていたのになぜビオは除梗するのだろう」と感じたことをドミニクに尋ねた時に答えてくれました。生産者と固い絆で結ばれたドミニクらしいやり方だと思います。滓引きとSO2 添加なしで
どうやったら良質でおいしいワインが造れるかについては、職人かたぎのドミニクにとっては 「門外不出の秘伝!」ということで、残念ながら聞き出せませんでした。

また、実際のところ、メゾンもドメーヌもほぼ有機栽培をしているのに、「ビオを名乗るのはジュヴレ・シャンベルタンだけなのはなぜなのか」という疑問については「ビオマークをつけてOK という許可が出たのがG・シャンベルタンだから」という答えが。食道楽を自負するドミニクにとって、化学薬品は出来るだけ加えないものが望ましく、有機栽培はよりおいしいものを手に入れるための通過点に過ぎないため、ビオマークがボトルに貼られるか否かということには関心がないようです。「マーケティングとしてのビオは不要」だとも話していました。

また、2009年からはドメーヌのラインナップに「クロ・ヴージョ」、「エシェゾー」といった偉大なグランクリュと「クレマン・ド・ブルゴーニュ」が加わることになりました。

 

・2008年ヴィンテージについて

ドミニク・ローラン曰く、「2008年はブルゴーニュにとって 素晴らしい年」だったとのことです。

もちろん、全ての生産者にとって良い年であったわけではありません。

収穫時期を誤ることなく、完熟した葡萄を摘みとることができたからこその言葉でしょう。雨と冷涼な気候が7 月下旬から9 月の初旬まで続いた2008年は造り手としての手腕が問われるヴィンテージだったのです。

彼によれば、
「2008年は、芽吹きは4月で開花は6月だった。2007年の豊作の年の後は、少し木も休息が必要だったのではないだろうか。春の季節は少し雨が多という印象だったが楽観的に過ごせた。夏の初めも7月14日までは上々の気候だったが、この日を境に雨が延々と続いた。さらに“北風”が吹き出し、長年栽培をしている人々に「1965年の悪夢の再来」と怯えさせた。9月は少し穏やかに始まり、雨は少なくなったものの、寒さが続いた。そんな中、開花から100日目が訪れようとしていた。栽培学上も、文化的にも収穫日を意味する日である。しかし、葡萄はまだ熟してはいなかった。 葡萄内の糖分と豊潤さが欠如している状態だったので、収穫は待たなければならなかった」

「このような状況であった2008年が良い年だと主張できるのは、9月末の日々のお蔭である。9月下旬から乾いた北風が吹き、葡萄の水分が飛び、糖度とフェノールの熟成が進んだからである。10月8日から10日までの3日間で、糖度がなんと1.5度も上昇したのだ」

「2008年ヴィンテージを簡潔に表現すると、9月25日以前に収穫をした者はまずいワインを、9月26日から 10月3日の間の収穫をした者は美味しいワインを、それ以降10月8日の週末までの時期に収穫をした者は 素晴らしいワインを、そして10月10日以降に収穫をした者は最高のワインを手にしたのである。1978年の ワインのような極上のワインになると確信している。1993年に酷似しており、素晴らしい色合い、熟成感、信 じられないほどのタンニンの豊かさを持っている。クラシックで長期保存の可能なヴィンテージである」

セミナー終了後に試飲商談会も開催され、2008年ヴィンテージのワインが数々テイスティングされていました。年々素晴らしさが増していていることは間違いないのですが、その素晴らしさはパワフル、凝縮感といったイメージよりも、樽使いの極意をさらに洗練させ、優雅さ、しなやかさといった古典的なブルゴーニュのニュアンスが際立ってきたように思います。



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