【ジャンテ・パンシオ】
Geantet Pansiot
公式ホームページ:http://www.geantet-pansiot.com/
(以下輸入元資料)
ジャンテ・パンシオは13.5haの畑をジュヴレイ・シャンベルタン、ブロション、マルサネとシャンボル・ミュジニーに所有しています。
ドメーヌ・ジャンテ・パンシオは1955年にエドモンド・ジャンテ氏によって創設され、現当主のヴァンサン・ジャンテは1977年からワインつくりに参加し、その運営を一手に引き受けるようになったのは1989年のことです。
1991年に、ジュヴレイ・シャンベルタンに4ha、1994年には0.6haのシャンボル・ミュジニーとシャンボル・ミュジニー1級、1999年にはドメーヌ・ヴァシュ・ルソーのジュヴレイの畑のパーセルも取得しました。
ヴァンサン・ジャンテになってからのワインの評価は著しく上昇し、クラスモン、ステファン・タンザー、ワインスペクテーター、パーカー氏などによって高得点をつけられ、店頭などで見かけたらすぐに買うべきとまでいわれています。
土の分析の結果によって、土の感触と生態を改良するためにオーガニックを行っています。ブドウ畑の除草は鋤で掘り起こすことだけで行っています。
ブドウ畑の80%はグイヨ・サンプルにしています。その他の若木に対しては、樹勢が強いので収穫量抑制のためにコルドン式剪定を採用しています。
ブドウの樹の生育のためにはリュット・レゾネ農法を取り入れ、除草剤の使用はしないで、肥料も特に用いず、その都度土に不足している成分を補う程度に留めています。
さらに、短い剪定、芽掻き作業、必要な時にはヴァンダンジュ・ベルトゥも行い徹底的に収量を抑制しています。
収穫はすべて手作業だけで行い果実が傷まないように小さなケースを使用しています。
ヴァンサン・ジャンテ、お気に入りはハーレー
【醸造】
ドメーヌ・ジャンテ・パンシオンの収穫は、手で選果をしながら進められ、ぶどうの粒を破損しないように小さなケースに入れて運びます。 そして特筆すべきは選果台でしょう、コンベア部分が微振動で動き、粒単位で選果できる素晴らしいものをジャンテ・パンシオは採用しています。
100%除梗し破砕してから、8〜10日間は10℃で低温浸漬させて果実のフルーティでデリケートな味わいと色素を抽出させます。
天然酵母で発酵させ、温度は22℃で行い、33℃以上にないようにコントロールしています。
アルコール発酵が終わると、人の手によってプレスを行います。アルコール発酵中は朝と晩の1日2回ピジャージュを行い、樽熟成中マロラクティック発酵開始までは2週間に1回バトナージュを行っています。
ワインはエルヴァージュのために新樽に移します。
【エルヴァージュ】
新樽の比率は30%で、1年使用の樽を30%、そして2年使用の樽を40%使っています。マロラティック発酵はカーヴの中で春ごろまで続きます。
15〜18ヶ月の樽熟成をした後に澱引き、コラージュ、フィルタをしないで瓶詰めしています。
【所有畑】
ジュヴレイ・シャンベルタン全体で7haを所有。ここに用いられるのは約77年樹。17箇所の小区画のブレンド。
樹齢が高いため、収量はグラン・クリュよりもさらに低い33hl/haとなる。
【アルフォンス・メロ】
Vincent Geantet
公式ホームページ:http://www.mellot.com/
(以下輸入元資料)
15世紀にはルイ11世によって、一時的にフランスの首都であったロワール地方。フランスで一番長い川であり、その渓谷がユネスコの世界遺産にも指定されているロワール川。川に沿って多くのフランスの王達が何世紀にもかけて、自然や狩りを楽しんだ城などの足跡を残されています。この地方のワインは、古くから王侯貴族に愛され飲まれてきました。
サンセールで、最大の造り手で長い伝統を守り続けているのがアルフォンス・メロです。1513年刊行のロワールの地元文献にはメロ家の名前があり、ブドウ栽培と上質なワイン造りに携わっていたことが記載されています。メロ家の職人気質な仕事ぶりと高い技術は、1698年にセザール・メロがルイ14世により評価されて、“コンセイエ・ヴィティコル(ブドウ栽培・ワイン醸造アドバイザー)”に選ばれるという栄誉を受けています。
19世紀初頭に、アルフォンス・メロはサンセールにオーヴェルジュを開き、この地方の人々や旅客にワインを提供しはじめました。さらに19世紀後半の1881年には、フランス国内や海外にワインを出荷する許可を取得しました。
家族経営の企業は父から息子へと代々引き継がれ、発展を続けています。代々、メロ家の長男は創設者と同じ名前を世襲するので、現在の18代目と19代目ともにアルフォンス・メロと名乗っています。
所有畑は丘の頂上の南西向き斜面に広がり、総面積は約50haで、ソーヴィニヨン・ブランが41ha、ピノ・ノワールが9ha、栽培されています。
火打ち石のようなフリンティーな石がゴロゴロと畑の中にころがっている、鉱物的でミネラルなシレックス土壌です。
メロ家歴代の真の宝と呼ぶべき秀逸なテロワールは、キンメリジャン土壌の上に、Saint Doulchard(サン・ドゥルシャール)と呼ばれる、泥灰岩(マルヌ)土壌の表土が広がるもので、サンセール特有の地質の中でも特に独特のパーソナリティーを持っています。
ワインに対する職人気質的な情熱は年々増しており、リリースされるワインは、フランスの有名レストランで必ずと言っていいほどワインリストに掲載されています。
ワインの品質を現代的に改めたのは、次期当主となる19代目のアルフォンス・エドモンド・メロで、サンセールでは珍しく、白ワインの醸造にオーク樽を使っています。この樽は特注で、シュール・リーをするのに澱がより多くの液面と接するために、そして複雑性を生成するようにと普通の樽より横に長く作られています。
スタンダードのアン・グラン・シャンで10%、プレステージ・キュヴェのキュヴェ・エドモンドで100%新樽を使用します。
ワインのラベルのデザインは、キャップシールを使用することで有名な、ジェラール・ビュヴィスによるものです。伝統を継承していくためには、厳格さと並々ならぬ努力の継続と、更に新しいもの物へもチャレンジしていくことで現代と融合していくという、まさに本物たる真価を確信させてくれるのがアルフォンス・メロです。
|