今、アルザスワインがあつい!
最近アルザスワインの美味しさに目が離せません。私だけでなく、多くのメディアや飲食店が、アルザスワインに注目をしているのは言うまでもありません。
ここ数年で、日本に入荷されるアルザスワインの種類が格別に増えているのも嬉しい事実!先日の試飲会でも、アルザスワインは大人気で、どれも本当に素晴らしかった!!!
普段ブルゴーニュワインしか飲まない方や、コスパの良い新世界のワインを好む方も、まだまだ未知のアルザスワインの美味しさを、是非是非是非、知って欲しいです!!!(私も引き続き探求してみます!) |
|
リースリングにも色々ある!
アルザス地方と一言で言っても、ブルゴーニュ同様、北部と中部・南部、それぞれ気候の違い、テロワールの違いがあって、異なったワインが存在します。
日本で手に取ることの多いアルザスリースリングは、意外とふっくらとしてフルーティーで、香り高く華やか、そんな印象を持っている方が多いかもしれません。
それらのほとんどは実は、中部〜南部アルザスのもの。
日本で名の通っているアルザス生産者さん、マルセル・ダイスやウンブレヒト、マルク・テンペ等も全て、中部アルザスです。フルーティで華やかで豊満なアルザスリースリングを造ります。
→丘陵に広がる南部の畑 |
|
北部アルザスならではのひんやり感
重厚感のあるミネラル
それに比べ、すっきりとドライでひんやりと感じるミネラルを持つ北部アルザス・リースリング。代表有名生産者にマルク・クライデンヴァイスがあげられます。
マルク・クライデンヴァイスは以前デリバリーワインでもご紹介した素晴らしい生産者さんですが、今回ご紹介のリーフェルは、マルク・クライデンヴァイスと近隣、交流も深いそうで、確かに力強さを持った厚みのあるミネラル感に共通点があるように感じます。 |
|
|
リーフェルのワインはどこか通好みというか、奥深いミネラル感や複雑味を感じるんです。非常にドライでどこかスモーキーさもあり、凛とした力強さと真っすぐな純粋さを感じます。
華やかな香りのワインにどうしても注目されがちですが、こういうワインこそお料理に合わせるワイン!こんなワインが欲しかった〜!と嬉しい気持ちになりました。
しっかり飲み応えのある質感が特徴的で、香りはとてもシンプルだから、お料理の幅が広がる!和食にも非常に合わせやすくて、日本の食卓には欠かせないタイプのワインです! |
ミシェル・ベタンヌも高評価
今注目の生産者
フランスの著名なワイン評論家、ミシェル・ベタンヌも高評価をつけており、今注目の人!
ミッシェル・ベタンヌとティエリー・ドゥソーヴ発行した「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」 誌(Le Grand Guide des Vins de France)でも、まるまる1ページ、リーフェルを取り上げ、高い評価を出しているそう。2011には、アルザスのシルヴァネールの最高得点を獲得しています。 |
|
ひとつひとつ丁寧な手作業
2009年から究極の自然法ビオディナミを採用するなどテロワール重視でありながら、それを引き出すために熟成方法なども工夫しているという、こだわりを持った若手醸造家リュカ・リーフェル氏。
アルザス、ブルゴーニュ、ドイツで修業を積み、96年に父親からドメーヌを任され、ぐんぐんと品質を上げています。 |
|
自然酵母での発酵では伝統的なフードルとステンレスタンクを使い分け、熟成においてはワインに複雑味やミネラル感を与えるため、澱とともに長く熟成させることを大切にしている。またこれにより、彼のワインに特徴的なスモーキーさが生まれるといいます。
ドメーヌのホームページを見いていたら、収穫の様子や醸造の様子の一部が動画でアップされていました。家族でひとつひとつの作業を丁寧に行っている生産者だということが感じられます。
★葡萄への愛情すら感じられる収穫の様子
http://www.andrerieffel.com/article-26142129.html
ご両親
★醸造も全て自身で手作業
http://www.andrerieffel.com/pages/La_Cave-81687.html
これだけワインのポテンシャルが高いのも頷けます。
試飲会でも大人気!!
「料理とのマリアージュが楽しい!」
「このポテンシャルの高さは凄い!」
このワインに出会った試飲会後、輸入元に問い合わせると、やはり、「気に入った!!美味しかった!」という方がとても多かったそうです。特に飲食店の方!私のすぐ横でも、飲食店のソムリエさんが早速オーダーを入れていました。
↓↓↓その時の会話↓↓↓
『これはポテンシャルの高いリースリングだねぇ、群を抜いていい!』
『他の生産者に比べて、しっかりと重厚感がありますよね。プロの方に支持されてます』
『うん、もう少し置いておいて、開いたときがまた楽しみだよね。これは料理の幅も広いね。北アルザスいいな〜って思うね。』 |
↓↓↓輸入元の営業さんもお気に入りとの事!↓↓↓
『本当にリーフェルのリースリングはかなり美味しいと私も思います。
試飲会のセミナーではエビのカクテルオーロラソースとあわせましたが非常にワインと食材との相乗効果がありました。
苦味は甘みに変化し、いいようもない満足感があります。
オリとともに熟成させたリーフェルのワインは厚みがあり、粘土質の土壌からもぎっしり重厚であるにも関わらずミネラリーでのびやかで本当にすばらしいワインであると思います。
家庭的な食材ともあわせやすいアイテムです。歯ごたえのあるテクスチャーのもの、たとえばエビの他に根菜などにも合うのではと個人的には思っています。』 |
焼き鳥や串カツに合わせてみる!
料理とのマリアージュが楽しいガストロノミーなリースリング。
例えば焼き鳥や串カツ。
質感が強いのでお肉の歯ごたえに負けません。ほのかなスモークの香りも焼いたお肉にぴったり。焼き魚や炭火焼なんかも良さそうですね。
|
ワイン自体は香りに癖がなく、ミネラルで引き締まっているので、味付けは様々なものに合いそうですが、口の中に色気を出すために、香りのあるソースや酸味・油分を含むものが良さそうです!
もう少し時間を置けば、香りや味わいに変化が出てきそうです。熟成のポテンシャルも高そうで、長く楽しめるワインだと思います! |
|