限定品
入荷数が極少なく、即売切
滅多に店頭には並ばない
最近注目を浴びているドメーヌ・ダルデュイ。日本への輸入はまだここ数年、入荷数も少なく、インポータさんの割当でやっと少量入荷できる程度なので、どこのワインショップでもすぐ売り切れてしまってあまり店頭で並んでいるのを見かけることがありません。
話題性だけでなく「美味しい」ので、飲食店からの引き合いが多いということも、まだあまりネットに流出していない理由の一つ。
味で勝負なのがレストラン、ソムリエさんの太鼓判つきというわけです。
私も初めて頂いたのは、ワインにお詳しいソムリエさんのいるフレンチで、
「コストパフォーマンスがよく美味しいワインを」とお願いし、
赤ワインで煮込んだ鶏肉料理、コック・オー・ヴァンに合わせて、
この「サヴィニー・レ・ボーヌ1erオー・クロ」をサーヴしていただきました。 |
|
香味野菜の甘みが溶け込んだ赤ワインソースの味が染み込んだ柔らかな鶏のお肉、このワインのぎゅっと凝縮した果実の旨みとバランスの取れたスパイス感と、相性が抜群でした!
ご自宅ではそんなに気取らなくても、鶏の照り焼きや鰤の煮付け、牛肉ハンバーグの赤ワインソース煮などにも良さそうですね!
土の要素・樽のスパイス
粒の小さい濃いブドウから
旨みの詰まった赤ワイン
サヴィニー・レ・ボーヌの一級畑である「オー・クロ(オー・クルー)」は、鉄分の多い、重い粘土質土壌で南向きの斜面をしています。
その為葡萄は非常によく熟し、ぐっと目の詰まったコクと熟したタンニンが生まれるといいます。 |
|
|
樹齢は平均して60年、粒の小さい葡萄から非常に濃い葡萄のエキスが取れるので、旨みのあるワインに仕上がっているのです。
黒系果実の旨みに加え、ミネラルや土のニュアンスや樽のスパイスも程よくて、心地よい余韻を楽しめます。 |
2007年は選果がクオリティーの鍵になった年。
最大で30%ものブドウをカットしたダルデュイでは透明感とソフトな果実を備えたクラシックなブルゴーニュになりました。
しっかりしたサヴィニーらしい飲み応えはありながら、タンニンは柔らかく若いうちから楽しめるワイン。これから熟成すればもっとエレガントさが出てくる事でしょう。 |
|
話題の注目ドメーヌ
ダルデュイはコルトンを中心とする7つのグランクリュ、15のプルミエクリュ、その他ブルゴーニュ全域で様々なアペラシオンを所有する大ドメーヌ。
ドメーヌの建物も、ブルゴーニュによく見るこじんまりした農家小屋のようなドメーヌとは異なり、ボルドーのシャトーのような立派な建物。
17世紀にシトー派の修道士達によって建てられたものでドメーヌのシンボルとなっています。 |
|
天才醸造家を向かえ、大成功
|
実はここ数年でぐんぐんとメディアに取り上げられるようになったドメーヌ・ダルデュイですが、もともとは1927年から長らくネゴシアン傘下にあり、ドメーヌとして新たなスタートを切ったのは2003年。
若き天才醸造家キャレル・ヴォールユイス氏を栽培・醸造責任者に迎えたころで、大成功を遂げました。 |
彼はディジョン大学でブドウ栽培・醸造学を学び、ブルゴーニュの他オーストラリア等世界中での経験を生かして、徹底的な改革が行われ、それはすぐに品質向上へとつながり、ドメーヌは世界中で急激に評価を高めはじめたのです。
完全主義で努力家、天才醸造家
キャレル・ヴォールユイス氏
|
徹底した収量制限
剪定・除葉などのキャノピーマネージメントの見直し
伝統に立ち戻った醸造
現在は、200区画以上の畑を有機栽培にするプロジェクトが進行中、またリュット・レゾネ栽培から完全ビオディナミへと転向している畑もあり、進化は止むことがありません。 |
ダルデュイのワインは土地ごとに、特徴のある味わいがあります。
様々な土地を所有するドメーヌだからこそ、畑の素性や天候、ブドウ樹の樹齢、様々です。それぞれの畑に合った造り方でスタイルを変え、工夫を凝らしている様です。 |
|
|
彼の両親はブルゴーニュから東へ100kmほど離れたコート・デュ・ジュラで、ヘンケ・ヴォールユイスというドメーヌを営んでいます。まるでブルゴーニュの高級白ワインのような、滑らかで凝縮感のある高品質なワインを造り出すといわれています。
キャレルはヘンケ・ヴォールユイスで栽培・醸造を受け持っていましたが、その後ブルゴーニュや南半球で経験をつみ、ドメーヌ・ダルデュイに就任しました。 |
遂に「トップドメーヌ」の仲間入り
その様子は各メディアが取り上げるコメントにも顕著に現れています。
イギリスのワインガイド「WINE REPORT(ワイン・レポート)」。
世界中のワインの最新情報を、各国の専門家がそれぞれ執筆する産地情報を、調べ、テイスティングしてまとめている本。編集はサザビーズ・ワイン百科辞典を編纂するトム・スティーブンソン氏です。
ブルゴーニュの主担当は、イギリスのマスター・オブ・ワインで、ブルゴーニュワインの専門家でもあるクライヴ・コーツ氏。
この中に、「最も進化したドメーヌ10軒」の項目があり、「WINE REPORT 2006」にてドメーヌ・ダルデュイが第一位に選ばれました。 |
|
ブルゴーニュワインの専門家アラン・メドーもまた、彼を高く評価しており、2006年には「本気で取組み出せば、素晴らしいものを備えているだけに、ブルゴーニュの頂点に君臨するドメーヌに匹敵する可能性がある」と、そして、2008年には、「特に2005、2006年物は品質が爆発的に向上した」とコメントを残しています。
コルトンを代表する生産者として特集
去年発売されたワイナートの「コルトン・シャルルマーニュ」の特集でも、大物ドメーヌに並んで、代表生産者として注目されていました。
主要14ワイナリー
ボノー・デュ・マルトレイ
ドメーヌ・フェヴレ
ドメーヌ・ダルデュイ
ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユ
ドメーヌ・フォラン・アルブレ
ルイ・ラトゥール
ブシャール・ペール・エ・フィス
ジョセフ・ドルーアン
ドメーヌ・トロ・ボー
ドメーヌ P.デュブルイユ・フォンテーヌ・ペール・エ・フィス
ドメーヌ・コント・スナール
ルイ・ジャド
シモン・ビーズ・エ・フィス
オスピス・ド・ボーヌ |
|
このせいもあってか、ドメーヌ・ダルデュイのコルトンは、中々手に入れることが出来ません。前回のコルトン・シャルルマーニュの入荷案内も約数本で、あっという間になくなっていました。次回こそは手に入れたい!
|