【ドメーヌ・ダヴィド・デュバン】
Domaine David Duband
公式ホームページ:http://www.ardhuy.com/
(以下輸入元資料)
ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ、ブルゴーニュの若手醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手です。
1970年父親がこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。デュバン氏は19歳で学校を
卒業して、ワイン造りに携わるようになり、その後Domaine Amiot Servelle(母方の親戚)やDomaine L’Arlotでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。
デュバン氏はワイン造りにおいて、葡萄栽培に最も力を注いでいます。手間を掛け、愛情を注ぎ、丁寧に葡萄栽培を
することが最も重要だと考えています。その労力を惜しまないため、畑にいる時間が最も長くなっています。ここ数年は、ほぼ有機に近い状態で葡萄を栽培しています。 |
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また、醸造については、自然な状態で、醗酵・熟成させることを理想としています。細心の注意を払いながらも、醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法で行っています。瓶詰め後、すぐ飲むことも出来、かつ、長期熟成も可能である芳醇な果実味、酸味、タンニンなどの要素の構成が
十分で、バランスのとれた味わいのワインを造ることを目指しています。
醗酵は、赤ワイン=セメントタンク、白ワイン=ステンレスタンクで行われます。醗酵中は、外部の醸造家と毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピジャージュの回数など決めます。樽熟は、12〜18 ヶ月で新樽( B.H.C.Blanc30%、Rouge30%、N.S.G.Villages40%、1er Cru50%、G.C.50%)白は、軽く澱引き後、ノン・フィルタ
レーションで瓶詰めされ、赤は、澱引きもほとんど行われないで瓶詰めされます。
2006年に、ブルゴーニュのワイン造り名人として知られるジャッキー・トルショ氏の畑を引き継ぎ、ドメーヌものアイテムが充実してきた。
現在22AOCのワインを生産。 |
同年、ビオロジック栽培をスタート。引き継いだ畑が50年以上のVVがほとんどだったこともビオロジック転換の一要因であったと思われる。
2007年からECOCERTの審査がスタート。審査中はビオ移行中の認証をつけることが出来るが、実際には表記していない。正式にECOCERTの認証をつけたエチケットに変わるのは2010年ヴィンテージのワインから。
ただし、ネゴスもの(シャンボール1er グルアンシェ、クロヴジョ)はビオロジックではない。
★ダヴィド・デュバンのワインの特徴
ワイン造りにおいて、畑仕事に最も重点をおいています。従って、醸造の仕事や来客がない時は、一日中畑仕事をしています。
ヴィンテージにより、多種多様な味わいになりますが、目指しているワインは:
・長熟で、かつ、若いうちから楽しめる。
・フレッシュ。
・重たくなく、丸みがあり、安心感のある味わい。2人で1本を飽きることなく軽く飲めて、再び飲みたくなるワインです。
栽培や醸造などについて
・葉、房の選定を的確に行います。風通しを良くすることにより、湿度の滞留をなくし、かびなどの病気の繁殖を防止します。
・除草剤、化学肥料は、使用しません。醸造には、ビオディナミの原理を用いています。
・少しずつでも改善していく精神を常に持ち、その積み重ねで、毎年品質が向上しています。
・ぶどうの樹の植え替えの時は、粒が極めて小さく、濃縮した実をつける Pinot Tres Fin という品種にしています。 |
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★ジャッキー・トルショ(Jacky Truchot)から受け継いだ畑
Morey Saint Denis
Morey Saint Denis 1er Cru Clos Sorbe
Clos de La Roche
Chambolle Musigny
Chambolle Musigny 1er Cru Sentiers (V.V. = 63 years old)
Gevrey Chambertin
Gevrey Chambertin 1er Cru Combotte
Charmes Chambertin (V.V. = 87 years old)
1961年に叔母の所有するドメーヌを引継ぎ、ドメーヌ・モーフル・トルショとしました。その特徴は
・ブルゴーニュの卓越した区画に畑を所有。
・老木(Vieille Vigne)が多い。
・造り込まない、ブルゴーニュらしいエレガントなワイン。
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