日本人、仲田晃司が造る
「天地人」
一度見たら忘れられない『天地人』と刻まれたラベル。そのラベルには仲田晃司氏のワイン造りに対する強い志が込められています。
そのラベルの始まりもひとつの歴史的物語。 |
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念願だったジュヴレ・シャンベルタンに醸造所を移した際のお祝いパーティで、今は亡きブルゴーニュの神、アンリ・ジャイエ氏にお言葉を頂き、「自分自身のアイデンティティをワインに表現する」事を心に誓ったそうです。そして
『日本人であるということ』
『自然と人間に対する真摯な尊敬の念の象徴』
として、『天・地・人』が生まれました。
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現代美術家ジェラール・ピュヴィスの特製ラベル、こだわりのボジョレヌーボにも、ラベル背景に
「天・地・人」
の文字が隠れていました! |
◆漢字で書かれた『天・地・人』の文字
あえて漢字で書かれた『天地人』の文字は、日本人としての誇り。またルー・デュモンのDumont(=山)は、仲田氏の生まれた岡山県の高梁にある松山城をイメージしたもので、心の中にはいつも故郷があるという意味でつけられているそうです。
◆大きく書かれた『人』の文字
『天の恵みによって、地で育まれたブドウが、人の手を通じてワインになる』
それがワイン造りの本質と言われる『天・地・人』の本来の意。神の雫のドラマ第二話でも、どんなに出来の悪い年でも美味しいものを造ろうと頑張る人の力によってワインはひとつの作品となる、という話題として取り上げられていました。(原作の漫画でも第9巻にもルー・デュモンのワイン自体が堂々と取り上げられています、詳しくはHPで)
その中で「人」の字だけ若干大きく書かれている事にお気づきでしょうか?これは仲田さんの希望で大きくしたのだそう。
「天候も土壌も自分ではどうにも出来ないけれど、人は努力することでワインをもっと美味しくできる」
そんな想いが込められているのだそうです。
これだけの志を持った彼のワインは、日本人として誇りとも言うべき素晴らしいワインです。そしてそのワインは話題からではなく、真面目に地道にワインとしての評判を上げ、徐々に世界レベルで高く評価をされています。 |