シュヴァリエ・ド・タストヴァン
(ブルゴーニュ利き酒騎士団)
La Confrerie des Chevaliers du
Tastevin
=
(コンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タートヴァン)
=(シュヴァリエ・ド・タストヴァン)
シュヴァリエは騎士(英語のナイト)。
タートヴァンはワイン試飲用の小さなカップのことで、ブルゴーニュでは銀製で、光を反射させてワインの色を見るために、カップの底に凹みがつけてあるものがあります。
日本語では「ブルゴーニュの利酒騎士団」と訳されていますが、国際的によく知られるブルゴーニュのワイン・ソサエティーです。
1934年、、ジョルジュ・フェヴレとカミーユ・ロディエによって創立されました。ブルゴーニュ地方のワインだけでなく、歴史、文化、郷土料理、フォークロアの紹介に力を注ぎ、集会は由緒あるシャトー・ド・ヴージョ(フランス国家的重要建造)で行われるようになりました。
年間16回から18回、クロ・ド・ヴージョで集会・晩餐会が開催されます。新会員は例会のいずれかに出席して叙任を受け、会員の証として深紅の地に黄金色の線が入った美しいリボンのついたタートヴァンを与えられます。
Tastevinageタストゥヴィナージ 騎士団認定のワイン
シュヴァリエ・ド・タストヴァンが行う重要な定期活動の中に、「優秀なブルゴーニュワインの認定」という仕事があります。
この試飲会は毎年2回、シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョで開催され、春に赤、秋に白・泡・ボジョレーが審査されます。審査員はワイン醸造学者からレストラン経営者、ワインのテイスティングに造詣の深い会員が主。
ワインの生産者やネゴシアンから出品されたワインの中から、審査員が試飲(ブラインド・テイスティング)して優れたワインを選出し、「騎士団お墨付き」特別ラベルを与えて称号とします。
認定年、認定番号、認定スタンプの付いた特別ラベルです。
ワインさえあれば決してむなしいことはない
シュヴァリエ・デュ・タートヴァンのモットーである言葉があるそうです。
J A M A I S E N V A I N
T O U J O U R S E N V I N |
「ワインさえあれば決してむなしいことはない」という意味だそうです。
(シュヴァリエ・デュ・タートヴァン横山 弘和氏の記事「ブルゴーニュ利き酒騎士団のすべて」参照) |