まだ値上がり前の掘出しシャンパーニュ
同じシャンパン方式で造られた泡モノにも美味しいものが多くありますが、シャンパーニュにはシャンパーニュにしかない特別なものがあります。香り、泡立ち、味わい、品格、言葉にするのは難しいのですが、昔からシャンパーニュだけは特別扱いされてきた意味がやはりココにあるのだと、美味しいシャンパンを飲むと心底思う事があるのです。
けれどシャンパンはやはりお値段が高くつく・・・そんなに気楽に飲める価格帯ではないので、やっぱりお祝い事や贈り物、特別な日やレストランで頂くものという印象がついてしまう傾向にあるのは仕方有りません。有名メゾンのものは勿論、小さなRMでも今や高品質で評価が高くつくと直に値段が張りあがってしまうのが現状ですから・・・。 |
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そんな中、まだ値上がりしていない掘出しシャンパーニュがまだ密かにあるんです!この価格、あり得ないほど良心的です!
雑誌などでは紹介され始めており、シャンパーニュ好きなら「おおっ」とお気づきの名前かと思いますが、本当に美味しい高品質のシャンパーニュで、このお値段は間違いなくコストパフォーマンスが高いです。いくつかランナップもありますが、グランクリュの畑のみで造られた数少ない上級キュヴェ『テロワール』が特にお薦め!病み付きになる様な感覚を見つけていただけると思います。
普通のシャンパンじゃ物足りない!
このシャンパンの特徴はとにかくそのダイナミックな香りと味わいの深さ
きめの細かい持続性のある泡、まろやかでコクがありクリーミィ、シャンパーニュとしての質は確かなのに加え、何よりグラスから香るふくよかな香りに圧倒されます。
騙されたと思ってお試し下さい
色んなシャンパンを試してはいるけど、これ!というお気に入りが見つかっていない方、綺麗だけのシャンパンではなく『飲み応え』や『個性』を求めているこだわり派の方、またシャンパン1本飲むならスパークリング2本!と思っている方にも是非一度飲んでみて頂きたいです。 |
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Rパーカー『見逃せないシャンパン』と大小判
ロバート・パーカーもワインアドボケイト180号にて92点の高得点を出し、コメントを見ても『見逃せないシャンパン』と大小判を押しています。
香りはまるで、『焼きリンゴ』
酵母の香り、林檎のコンポートのような濃厚な香り
コク、厚み、ボリューム感、
蜂蜜、そしてトースト・・・
シャンパーニュ独特の酵母の香り、熟した林檎をじっくり煮詰め、シナモンをかけたアップルパイを想像させるような、濃厚で凝縮感のある香り。
コクがありボディにかなり厚み・ボリューム感を感じます。アフターにはフレッシュな蜂蜜、そしてトースティで香ばしい余韻も! |
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それはまるで、焼きたてのアップルパイのように、じっくり煮込んだ林檎の甘みとパイ生地の香ばしい香りが充満します。 |
病み付きになる飲み応え
煮詰めた林檎の香ばしい香りに「甘い」と感じる人も多いと思います。実際『香り』がとても甘いのです。けれどよく味わってみると、しっかりした酸が骨格を作り、フィニッシュに微量な苦味を感じ、気が付けば残糖感など全くないフレッシュな切れ味です。
ピノ・ノワールが入っているかのようなコク、厚み、香りがありながら、極めてエレガントな優美さを忘れない、『シャルドネ100%ブラン・ド・ブラン』、『グランクリュの畑だけから造るRMならではの個性的な造り』、この飲み応え、後を引きます。印象に残りやすく、飲んだ後の満足感も充実しています。
白ワイングラスで頂くと二度美味しい!
グラスを変えると更に、様々な表情を見せ、印象も変わります。詳しくはテイスティングコメントをご覧下さい。
アグラッパール
ジャックセロスと同じ、アヴィズ村から
ビオディナミに取り組む小さなRM・・・
昨年末からかなり話題になっている人生に一度は飲みたいというジャック・セロス。高価なシャンパーニュなので私は残念ながら頂いた事がありませんが先日、『その濃厚さを凝縮した甘みに感動した』と言っているのを耳にしました。
このジャックセロスとアグラッパール、ブラン・ド・ブランで知られるアヴィズ村が本拠地であること、ビオディナミであること、そしてグランクリュ畑のテロワールを表現している事など、いくつかの共通項がありました。
アグラッパールは4世代に渡り、ブラン・ド・ブランで有名なコート・ド・ブラン地区のアヴィズ村で、長くシャンパーニュを造り出しているRM(レコルタン・マニピュラン=自家葡萄栽培中心の小規模生産者)。
シャンパーニュでは数少ないビオディナミの生産者で、馬を使っての耕作を実践し、オーナー自らが常に畑に出て手作業で畑仕事をしています。
今では機械を導入したRMも増えている中、全てのシャンパンは人の手でルミュアージュ
(動瓶)を行い、またリキュール添加もワインと糖分以外に酸味料やブランデーを使用していません。
グラン・クリュ(特級畑)のだけの葡萄を使用し
テロワールの本質を追求
毎年ワインは区画ごとに醸造され、テロワールの本質を追求しています。特にこの『テロワール』は、グランクリュの畑のみの葡萄を使用し、4年間の熟成期間を経て出荷されます。マロラクティック醗酵を行なっているため、酸味もまろやかで熟成感のあるエレガントさが表現されています。
100%グランクリュ:アヴィズ村、オジェ村、オワリィ村、クラマン村
樽熟成に加え樽発酵。シャンパーニュでは近年、木樽が注目されているそう。木樽により多少酸化のニュアンスを与え、それをブレンドすることで厚みを与えるそうです。ここでは1/3を用いているそうです。
自然のエネルギーが最大限に引き出された・・・
凝縮感のある個性的な味わい
数あるラインナップの中でも『テロワール』は、味わいに凝縮感があり個性的な味わいとなっています。アグラッパール氏もこのワインを、
『我々の所有する、グラン・クリュの畑の多様性を表現した』
と話ています。
専門誌でも高評価!
■フランスワインガイドブック「クラスマン2007」に注目ワイナリーとして掲載
■ワイン王国13号にマイケル・エドワーズの推薦するレコルタン・マニピュランとして掲載
一部抜粋『4世代に渡り、アヴィーズでグローワーとしてシャンパーニュを造り続けているアグラパール家は、高い尊敬を集めている。ここの風味至純で優れた各種のブラン・ドゥ・ブランは、アヴィーズ・クラマン・オジェ・ワリィという好位置にある高い樹齢の葡萄によるもので、パスカル・アグラ
パールがワインメーカーを努める。』
■ワイナートでは「馬による耕作から混植・混醸まで果敢に挑む骨太の生産者」として特集 |